お酒を飲むと太るとされています。アルコールのエネルギー量は1g(1ml)あたり約7kcalで、糖質の約4kcal、たんぱく質の約4kcal、脂質の約9kcalと比較すると多めになっています。とはいっても、アルコールの場合は100%アルコールを指していて、日本酒やワインは15%ほどであるので、1gあたりでは1.35kcalとなります。日本酒1合は180gなので243kcalとなります。
ご飯は茶碗1杯分(150g)で240kcalほどなので、日本酒1合を飲むときには、ご飯1杯分のエネルギー量を摂ることになります。だから、普段の食事に日本酒1合を加えると240kcalの摂取過剰になり、摂取エネルギー量のバランスを取るには、ご飯を1杯分減らせばよいことになります。
脂肪細胞に蓄積されている体脂肪は1kgあたり7200kcalに相当します。脂肪は1gあたり約9kcalですが、体脂肪は20%が水分なので、「9kcal×1000g×80%=7200kcal」となります。「7200kcal÷240kcal=30」となり、毎日1合分の飲酒をしていると30日(約1か月)で1kgの体脂肪が増える計算になります。
このような計算上の脂肪増加だけでなくて、アルコールには肝臓での脂肪合成を促進させる作用があります。食事で摂った糖質や脂質のエネルギー量のうち、体内で使われなかったものは余分なものとして肝臓で脂肪に合成されます。この脂肪が体脂肪として蓄積されて、エネルギー量が不足したときに使われるようになります。
その肝臓での脂肪合成をアルコールが進めていくので、飲酒をすると摂取エネルギー量よりも太りやすくなるのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

