Medical Diet77 やせるための和菓子

和菓子は洋菓子と比べると、同じような甘さであってもエネルギー量は少なくなっています。甘さの元と主には砂糖で、エネルギー量の差は脂肪に関係しています。砂糖のエネルギー量は1gあたり約4kcalですが、脂肪は1gあたり約9kcalと2.25倍の差があります。
ショートケーキ(150g)は約400kcalのエネルギー量があり、同じエネルギー量ではアイスクリーム1個なら155g、メロンパン(120g)では1個で450kcalとなっています。
アイスクリームと同じ重量で比較すると、あんみつ1皿は155gで200kcalになります。どら焼き1個(85g)は240kcal、せんべい2枚(65g)は250kcalとなっています。まんじゅう1個(35g)は100kcalなので、まんじゅうは2個で比較されています。
砂糖はブドウ糖1分子と果糖1分子が結びついたもので、血糖値が上昇しやすくなっています。血糖は血液中のブドウ糖のことで、その量に反応して膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンにはブドウ糖を細胞に取り込んでエネルギー化させる作用と同時に、肝臓で脂肪酸を合成する作用があります。この脂肪酸は肝臓の中で3個が結びついて中性脂肪となります。
インスリンには中性脂肪を脂肪細胞に取り込ませる作用があり、血液中に食べ物に含まれていた脂肪(中性脂肪)が多くあると、これも脂肪細胞に取り込まれます。つまり、砂糖と脂肪がともに含まれている洋菓子は、脂肪細胞の中に蓄積される中性脂肪が増えることになるので、太りやすい菓子だといえます。
満腹中枢を刺激して満腹を感じさせるのはブドウ糖の作用です。和菓子は砂糖が多く使われているので、少しの量で血糖値が上昇して満足感が得やすくなっているのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)