トコトリエノール

ビタミンEよりはるかに高い抗酸化作用を持つ物質で、抗老化・長寿効果が確認されています。強力な心臓保護作用があります。アテローム性動脈硬化症の改善、血中コレステロール、中性脂肪の低減作用、血圧降下作用、動脈伸縮性の改善といった心臓保護のための作用が最近の研究で明らかとなっていますが、トコトリエノールの生理活性の中で注目するべき作用が脳神経細胞の保護です。神経細胞が集中する脳では活発な酸素消費が行われており、活性酸素も多く発生しています。また、脳内は脂質含有量が高く抗酸化物質の乏しい環境で、脂質も酸化されやすい状況です。トコトリエノールはビタミンEの40~60倍の抗酸化力を持っているため、脳内の神経細胞の酸化的損傷を保護できることがわかっています。トコトリエノールは南米や熱帯アフリカ、西インド諸島に植生しているアナトーという果実から採れます。そのアナトーから抽出したトコトリエノールがサプリメントとして使われています。