たんぱく質が酵素分解したペプチドで、アミノ酸が2~10個ほど結合しています。消化管プロテアーゼに耐性があり、ペプチド構造のまま吸収されます。生理活性物質のアンジオテンシンⅠがアンジオテンシンⅡに変換されることで血圧が上昇しますが、オリゴペプチドに含まれるバリルチロシンにはACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害作用と血管拡張作用があり、血圧低下作用があります。また、血液中のLDLコレステロール(低比重リポたんぱく)や中性脂肪を減少させる作用があります。ペプチドはアミノ酸よりも大きいため、血液中に保持される時間が長く、効果の持続性も認められています。一部の商品は、特定保健用食品として「血圧が高めの方に適した食品」の表示が認められています。