ブロッコリーやケール、マリーゴールドなどに豊富に含まれる眼に多く存在している抗酸化作用のあるカロテノイドで、眼の網膜の黄斑部や水晶体のほか、乳房、子宮頸管部に蓄積されています。体内には約20種類のカロテノイドが存在していますが、黄斑部に存在しているのはルテインと、ルテインから合成されるゼアキサンチンだけです。この2種類のカロテノイドが黄斑部と水晶体に蓄積され、活性酸素による酸化から眼を守っています。ルテインは、日光による眼のダメージを防ぎ、黄斑変性症や白内障のリスク低減などの作用があります。食品では、ホウレン草やブロッコリー、ケール、スイートコーンなどの緑黄色野菜や卵黄や果物の桃、オレンジなどに含まれますが、これらの食品の含有量は少なく、最も多く含まれているのはハーブとして知られるメキシコ原産のマリーゴールドの花弁です。