中国東北部から朝鮮半島に自生するウコギ科の多年草の根を乾燥させた生薬で、朝鮮人参、紅参などとも呼ばれます。特有のサポニンであるジンセノサイドには鎮静作用と興奮作用があり、心身症、不定愁訴への抵抗力を高める作用が認められています。このほかにインスリンの働きを高めるアデノシンやピログルタミン酸、血管を弛緩させるAFGなどの物質、さらにビタミンやミネラルも含まれており、免疫増強、血糖値改善、血圧降下、自律神経の調整などの作用があります。