最新情報

日々修行233 よいものだけに触れたい

情報過多の時代は、その中から重要な情報、必要な情報を選択するのに手間がかかるようになり、選択しようと構えているところに情報の大波が押し寄せて、その害に押し流されてしまわないようにすることも大変なことです。 押し流されないための一番の方法は、大波の被害に遭遇しないところに身を置くことで、大波が迫っていることがわかったら、その場から離れること、逃げ出すことです。 それはわかっていても、情報


セカンドステージ50 ボランティア貯金の信頼性

無償ボランティアで、ギャラも交通費も出なくて、むしろボランティアが寄付をするという形のところもあるという話を前回(セカンドステージ49)、ボランティア貯金の説明として書きました。 ボランティア貯金の発想が始まったのは、東京の自治体での高齢化対策でしたが、そのときの会議の座長が私の叔父の社会福祉学者であったことから、会議の席にも加わらせてもらいました。 その当時の私は、臨床栄養の専門分野


発達特性20 発達性協調運動障害の理解

運動やスポーツは体力や運動技能の向上、他人との交流を通じた尊重の精神を身につけるなど、さまざまな効果が期待されています。 スポーツの楽しさは、どの子どもにも同様に体験させてあげて、それに取り組む大切さを教えてあげたいとの思いがあっても、極端に運動が苦手であったり、人並み外れて不器用な子どもにとってはスポーツが苦痛を与えることになり、中には苦痛しか感じないという例もみられます。 その原因


4月19日の記念日

「良いきゅうりの日」JAあいち経済連西三河冬春きゅうり部会が良(4)い(1)きゅう(9)りの語呂合わせで制定。 「食育の日」三基商事が食(4)育(19)の語呂合わせで制定。 「みんなの保育の日」子ども法人キッズカラー(東京都品川区)が保(フォー=4)、育(19)の語呂合わせで制定。 毎月19日:「いいきゅうりの日」(いいきゅうりの日プロジェクト)、「松阪牛の日」(やまとダイニング


学びの伴歩9 食べ方の栄養学

栄養摂取は脳細胞の働きを保つにはブドウ糖だけでも摂ってほしいということを前回(学びの伴歩8)紹介しました。 これはエネルギー源だけのことで、脳細胞が取り入れたブドウ糖をエネルギー化させるには4種類のビタミンB群(ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂)が必要となります。 ビタミンB₁とビタミンB₂は体内で24時間ほど保持されるのに対して、ビタミンB₆とビタミンB₁₂は


日々修行232 よい匂いを嗅ぐために

今回の「よい匂いを嗅ぐために」は、日々修行220の「よい匂いだけを嗅ぎたい」に続いて書くつもりでしたが、随分と間が開いてしまいました。 匂いに関わる嗅覚は五感の一つで、他の四感(味覚、聴覚、視覚、触覚)とは違った特性があるということを日々修行218で書きました。 味覚、聴覚、視覚、触覚は、これまでに経験してきたことが感覚に影響を与えるところがあるのに対して、嗅覚だけは経験はほとんど影響


学習特性サポート21 ひらがなの特有の法則は難しい

ひらがなは単純なように見えても、用法の異なり、拗音、長音、促音、撥音といった複雑な使い方があり、前回(学習特性サポート20)に紹介したように論理的に法則を整理してみると、非常に難しいことを小学1年生で覚えることになっています。 それも50音を習ったすぐあとに短期間のうちに学ぶため、少しのつまずきでも先に進めなくなってしまうことがあります。 子どもの発達のスピードには差があり、1年生の1


食事摂取基準24 食品成分表の利用2

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、身体状況調査を説明しています。その中から食品成分表の利用の続きを紹介します。 〔食品成分表の利用〕 1日当たりの摂取エネルギー量は、日本食品標準成分表(八訂)を使って算出すると、日本食品標準成分表(七訂)を使用したときに比べて、40〜80歳代の男性で5.2%、女性で5.0%の低値であったとする報告があります。 このエネルギー量の変化は、あ


4月18日の記念日

「よい歯の日」日本歯科医師会が、よ(4)い(1)歯(8)の語呂合わせで制定。 「毛穴の日」ドクターシーラボが良(4)い(1)肌(8)の語呂合わせで制定。 「よいお肌の日」明治が良(4)い(1)肌(8)の語呂合わせで制定。 「夏美容はじめの日」パナソニックが、よ(4)い(1)お肌(8)の語呂合わせで制定。 毎月18日:「防犯の日」(セコム)、「おにぎりの日」(中能登町)


日々修行231 オーラルフレイルの理解と対応

フレイルは高齢者の身体機能の低下を指す用語で、日本語では虚弱とも訳されています。運動不足から筋力が低下し、活動量が減るために食事量が減り、たんぱく質の摂取量が減ります。そのために筋肉量が減りやすくなるといった悪循環にもつながります。 食事量が減る原因は活動量の減少だけでなく、口腔機能の低下などの歯科分野の影響も考えられます。口腔機能の低下によるフレイルは、特別にオーラルフレイルと呼ばれていま