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メディカルダイエットから次世代支援への移行
メディカルダイエットは臨床栄養の研究を発展させ、生理学に基づいた科学的なダイエット法の普及を目指して、20年前から各分野の専門家と連携してきました。活動を推進するための組織として特定非営利活動法人(NPO法人)を設立したのが13年前のことで、そのときから生活習慣病の予防と改善、そのための運動、食事、休養の組み合わせによる効果的な代謝促進法に研究成果を情報発信してきました。 この中で、活動が地方創
学習障害48 異音異議語は面白い8
同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、あ行の“う”から始まる異音異義語の第2回です。 後手「うしろで」うしろの方、うしろから見た姿。両手を背にまわすこと。「ごて」敵に先を越されて受身になること。手おくれになること。後詰、後陣。囲碁・将棋で先手に対してあとから応じること。 内面「うちづら」家族や内輪の人に見せる顔つき。「ないめん」内側に向いた面。心理・心情に関する面。 有為「
新型コロナウイルスは3密対策で収束できるのか
新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込むために3密対策が中心に実施されているものの、それと同時にするべきことがある、という話をロックダウンを例にあげて前回、取り上げました。 感染予防の基本原則となるのは、感染源対策、感染経路対策、感染者(感受者)対策です。第一段階の感染源対策を充分に実施しないまま感染経路対策をしても効果があがりにくくなっています。感染源対策はウイルスを除去することと同時に、感染者
発達栄養学48 発達障害で牛乳が苦手になる理由1
発達障害では偏食がみられることが多く、中でも自閉症スペクトラム障害の子どもでは極端な偏食が特徴的にみられます。その中でも牛乳嫌いは必ずといってよいほど話題となる克服すべき状態です。というのは、子どもの成長には欠かすことができないもので、母乳もしくは粉ミルクで育った乳幼児が次に飲むのが牛乳で、牛乳を基本にして食品からの栄養摂取が組み立てられていると言ってもよいほどです。 たんぱく質への過敏反応から
雪が溶けると“春”になる
教科書的には「雪が溶けると水になる」が正解です。化学表記のH₂Oは一般には水だとされていますが、雪もH₂Oです。H(水素)2個とO(酸素)1個が結びついたものの液体が水で、個体が雪です。気温が低くなると雨として降るはずのものが雪に変わるということですが、固体となるのは氷も同じで、温度が下がると水が氷に変わります。 雪でも氷でも溶ければ液体の水になるわけですが、年齢を重ねた人の中には「雪が溶けると
記念日1月12日〜18日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 1月12日 韓国人蔘公社ジャパンが、い(1)い(1)に(2)んじんの語呂合わせで「いいにんじんの日」と制定。毎月12日は育(1)児(2)から「育児の日」(神戸新聞社)。 1月13日 毎月13日は「一汁一菜の日」(一汁一菜ぷらす・みらいご飯=フジッコ、ニコニコのり、キング醸造、はくばく、ますやみそ、マルトモ)、お父(10)さん(3)から「お父さんの日」
学習障害47 異音異議語は面白い7
同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、あ行の“い”から始まる異音異義語の第4回と、“う”から始まる異音異義語の第1回です。 一足「いっそく」履物の左右一揃いの称、一組。蹴鞠で一回まりをけること。「ひとあし」一歩。わずかの距離、わずかの時間。 一端「いったん」一方の端、片端。一部分。「いっぱし」一度。一人前、ひとなみ、ひとかど。一人前に、ひとなみに。 一筆「いっぴつ」一本の筆
新型コロナウイルス対策のロックダウンを考える
新型コロナウイルスの感染拡大が爆発的な段階まで来たということで、一都三県に緊急事態宣言が発令されました。これまでの対策の中心は3密を避けることで、密集・密接・密閉にならないようにソーシャルディスタンスを保つことによって感染を防ごうという戦略を続けてきた結果が、飲食店は飲酒・接待の有無に限らず20時で閉店、20時以降は外出自粛という経済活動を抑え込むという業界によってはとどめを刺すような事態です。
発達栄養学47 和食と洋菓子の組み合わせはよくないのか
和食は健康的な料理だとされています。肉も油も少なくて、全体的にエネルギー量が洋食よりも低くて、糖と脂肪の吸収を抑える作用がある食物繊維が多く使われています。食物繊維には便通をよくする作用もあります。これだけを見ると健康の維持には和食がよいように思われがちですが、そうではないという考えもあります。洋食には基本的に使われない砂糖が、和食には優先的に使われているからです。 和食の調味料といえば「さしす
日本人の肥満率を減らすのは簡単なことなのか
日本人の肥満の人の割合は年々高まる傾向にあります。新型コロナウイルスの感染拡大で外出の機会が減り、自宅で飲食をすることが増えた結果、さらに肥満度が高まると考えられていますが、それでも世界的にみたら、それほどの状態ではありません。 日本人の肥満の割合は男性が30%以上で、アメリカでは37%を超えています。あまり差がないように思われますが、肥満の基準が違っています。肥満の判定にはBMI(Body M