公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟は日本のボディビルの総本山で、全国に都道府県連盟が存在しています。日本ボディビル・フィットネス連盟は、公益財団法人日本健康スポーツ連盟と同じビルの別の階に本部があります。というのは、日本ボディビル・フィットネス連盟の会長と日本健康スポーツ連盟の理事長が一時期同じ方であったことが関係しています。
その両団体のトップであったのは玉利齊さんですが、通常は一つの団体の会長になると他の会長を降りるというのが普通のことであったのに、両団体のトップを長く務めていました。というのは、玉利さんは日本のボディビルの元祖で、他に代わる方がいないという存在でした。日本健康スポーツ連盟は健康とスポーツという異なる分野を結びつける活動であることから調整役として他に代わる方がいないという存在でした。
今は健康とスポーツは切っても切れない関係で、健康を担当する厚生労働省にも運動を担当する部署があり、運動・スポーツを担当する文部科学省も健康を担当する部署があって、お互いに協力をして推進しています。
しかし、日本健康スポーツ連盟が設立された当時は、健康は厚生省(現厚生労働省)、スポーツは文部省(現文部科学省)とはっきりと分かれていました。現在の健康とスポーツを融合させる先駆者的な団体として設立されたということです。
私は日本健康スポーツ連盟が公益財団法人に移行する時期に同法人の理事を務めていたので理事長から両団体の関係者を紹介してもらい、その人脈が今でも健康づくり活動の財産となっています。日本健康スポーツ連盟が調査・指導する厚生労働大臣認定運動型健康増進施設は筋肉トレーニングが重要な内容で、それは筋肉トレーニングのプロが揃っている日本ボディビル・フィットネス連盟との関係があったから大きく推進することができたということです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)