BMI(Body Mass Index)は体格指数と訳されていて、肥満度を表す国際的な指標です。
「体重(kg)÷身長(cm)÷身長(cm)」で計算されます。
計算法は世界共通ですが、判定基準は国によって異なり、多くの国はWHO(世界保健機関)が示す30以上を肥満とする判定を採用しています。
日本肥満学会の基準では、18.5未満が低体重(やせ)、18.5以上25未満が普通体重、25以上が肥満となっています。日本では、最も病気になりにくい標準はBMIを22としています。
これは男女の平均的な数値で、多くの若い女性が目指す美容体重ではBMIが19とされています。身長が160cmなら48.64kg、150cmなら42.75kgとなります。
「1.6cm×1.6cm×19=48.64kg」
18.5未満は低体重と判定されるので、これが健康を保つための限界と考えられています。
ところが、もっとスリムになりたいと願う女性が求めるシンデレラ体重のBMIは18で、モデル体重のBMIとなると16〜18にもなります。
BMIが16〜18というと女性アスリート(新体操、マラソンなど)になります。さらにスーパーモデル体重の場合のBMIは15〜16は男性アスリート(プロボクサーなど)並みであるので、これは特殊な人だけが目指すことが許される厳しすぎる体格ということになります。
近年では、やせすぎへの警鐘を鳴らすことから、ミスコンテストでも体脂肪とBMIが重視されていて、BMIが18未満では出場できないコンテストも増えてきています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)