サプリメントは何を指すのか

サプリメントは、健康食品、栄養補助食品などと呼ばれることもあります。サプリメントの元々の意味は“補助、補充、補給”であり、不足しているものを補うことを指しています。一般にイメージされるサプリメントはアメリカの「ダイエタリー・サプリメント」(Dietary Supplement)を略したもので、「日常の食生活では不足する栄養成分を補うもの」とされています。
日常の食生活で不足するものというと、いわゆる栄養素という印象があり、ビタミン、ミネラルなどの錠剤をサプリメントと考える人が多い時代もありました。しかし、現在では栄養不足の補助というよりも運動が不足している人の代謝の補助、免疫の向上、痛みの軽減、血流の促進、活性酸素の消去、生活習慣病の予防といった自分が望む結果を導き出すための補助役として、選択的にサプリメントが使われるようになっています。
日本でサプリメントに使用されている素材は1000種類を超え、商品数は3万種類を超え、アメリカを凌ぐ勢いのサプリメント大国となっています。サプリメントの研究開発も世界の最先端を走り、どんな人が、どんな状態のときに、どういった使い方をすれば、どんな結果が得られるのかということも明らかにされています。しかし、そのことは商品のどこを見ても、チラシやパンフレット、広告を見ても書かれていません。これらのことを表示することは法律によって禁止されているからですが、そのために効能効果を暗示するだけで実際に有効性が確認されていない商品が販売されているという“玉石混淆”状態になっているのが現状です。
このような状態を解決するために「サプリメントプロ検定」を始めました。