サプリ概論196 疲労回復の機能性の表示

脳の疲労回復には、ストレスを緩和させる成分でもあるGABAを摂るようにすすめられます。GABAは、γ−アミノ酪酸(Gamma-Amino Butyric Acide)というアミノ酸の一種で、特定保健用食品(トクホ)、機能性表示食品の成分にもなっています。
ただ、機能性表示食品では「デスクワークによる一時的な精神的ストレスや疲労感を緩和する機能があることが報告されています」と表示されていて、「デスクワーク」によるストレスが対象で、それも「一時的な精神的ストレスと疲労感」を「緩和させる」ということです。
機能性表示食品は、学術論文や実証試験の結果をもって登録を申請する制度であるので、この「デスクワークによる一時的な精神的ストレスや疲労感を緩和する機能があることが報告されています」というのが表示してよい内容となります。広告の表示は、あまり言いたくないこと、見られたくないことは、表示はするものの小さく、見えにくく、短時間のうちに画面に出すだけということがあります。
機能性表示食品のテレビコマーシャルを見ていても、これに該当するコマーシャルや宣伝番組が目立っています。わざわざ疲労回復の商品を例にして書いているのは、機能性表示として登録している内容を、そのままコマーシャルなどで放送すればよいだろうと思われるのに、そうなっていないものがあるからです。
その内容は、疲労がたまらない、疲労が回復できる、誰でも疲労解消の効果があるといった印象を与えるものです。目で見た印象と、表示される見づらい表示が異なっているのは、本来ならふさわしくない広告です。しかし、そんな広告が流されているのは、放送局側の都合でもあります。経済的に苦しくなって望むように広告が入らなくなった時代を反映しています。以前なら、こんな広告はテレビ番組ではやっていなかった、少なくても地上波では見なかったというコマーシャルが地上波の、それもゴールデンタイムに流されるようになっています。
だからこそ、印象と異なる内容を見えにくい状態で出していないか、チェックする必要があるということです。