タクティシャン3 最後の“御奉公”の本業と副業

「人生100年時代」と言われ、まだまだ頑張らなければならない、成長しなければならないという感覚の人が増えている中で、あと僅かしかないとの考えをして、急いで“タクティシャン”(軍師)として乗り出すことを決意しました。

男性の平均寿命(2023年)は男性が81.05歳、女性が87.09歳なので、これを基準とすると私の場合の残された期間は13年ほどです。厚生労働省は各年齢層(5歳刻み)の平均余命を簡易生命表として発表しています。2022年の調査データでは70歳の男性は15.56年、女性は19.89年となっています。

2年後に70歳になる男性の平均寿命は85.56歳、女性は89.89歳と、全体的な平均寿命よりも長くなっています。この年齢まで生き延びてきたので、平均よりも少しだけ上回っていることになります。

それでも私の場合には17年ほどはあることにはなるものの、健康寿命(医療や介護に頼らずに自由に動ける期間)の平均は男性が72.68歳、女性が75.38歳です。これを考えると、あと4年プラスαしかないことになります。

それを考えると、自分が持っているもの、やってきたことを出し惜しみしていたら、気づいたらゴミになっていたということにもなりかねません。

72歳プラスαは平均であって、「あなたの健康度なら、もっと長い」と言われることがあっても、何が原因で急に短くなることがあるかわかりません。「65を過ぎたら順不同」という感覚でカウントダウンに向かって突き進んでいくだけです。

やるべきことが複数ある中で、“本業”と“副業”を区分けしました。本業は自分でなければできないことで、自分が積み重ねてきた健康関連のコンテンツを活かしたいと言ってくれている方に提供することは副業となります。

タクティシャンは本業であると同時に、コンテンツも必要と感じている方には副業としても提供していきます。本業も副業もでは欲張り、こだわりがないと言われるかもしれませんが、必要とされることを優先させるのが短い期間でできる“御奉公”だとの感覚で歩んでいます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕