ツイン・ウォーク76 左右の足さばき違いの確認

歩くのは左右の手足を同じように動かすことが基本となります。足は足首から先を指し、脚は股間の付け根から下を指していますが、脚は左右のバランスが取れていても、左右の足が同じようになっていないことがあります。

その足の状態は、歩いている人の後ろ側を歩くことで確認できます。

歩くことは踵(かかと)から足底、拇趾(親指)に向かってスムーズな体重移動をすることが基本となります。踵から母趾のラインは真っ直ぐ前に向かっているのが理想です。しかし、足先が開いている外股になっていたり、逆に足先が閉じている内股になっていることもあります。

その角度も違っていて、左右が対称になっていない歩き方をしている人が少なくありません。左右対称で、できれば真っ直ぐに前を向いているのが最も運動効率がよく、脚の運動エネルギーが足底に効率よく伝えられます。

足裏の構造と機能は、人類が歩き続けることで現在の形となっていきました。その構造と機能を活かした歩き方をすることが、最も安全で健康的な歩き方となります。

足裏で、初めに接地する踵は肉厚で、衝撃を吸収して着地をスムーズにする役割を果たしています。土踏まずは足裏が着地するときの衝撃を和らげるために縦のアーチ状になっています。

拇指(親指)と第五指(小指)は全身の左右のバランスを取る役割をしています。拇指と第五指は、身体の前後左右の傾きをキャッチして、正常な姿勢に保つようにコントロールするために、その情報を脳に伝える働きをしています。また、この間には横のアーチがあり、キックや強い着地においてはショックを弱めるクッションの役目をしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕