以前に、ノルディックウォーキング、ポールウォーキングという分け方ではなく、どれも北欧のポールを用いた歩き方から来ていて、「自然と親しみながら健康になるのだから、すべてがノルディックウォーキングでよいのではないか」と書きました。これを見た他のメディアの方から、「それならポールを用いているのだから、すべてポールウォーキングでもよいのでは」と言われました。
その話を聞いていた別のメディアの方から、それだと区別して伝えにくいので、「すべてをまとめる別の名前を考えてもらえないか」と宿題を出されました。
発祥地の北欧のスタイルだからノルディックウォーキングと表現するとポールウォーキングとは違うと言う人がいて、ポールを用いるからポールウォーキングと表現するとノルディックウォーキングとは違うと言う人がいるので、「違う名称を」と考えるのは当然のことかと思います。
ポールを使って、初めて日本でノルディックスタイルのウォーキングを広めたのは、当時の日本ウオーキング協会の方々だと伝わっています。そのときにはノルディックウォーキングの専用ポールが手に入らなかったので、スキーのストック(stock)を使って、上半身も下半身も動かしながら歩いたといいます。それなら“ストックウォーキング”という話も出ましたが、これだとスキーのストックを使った昔のスタイルを思い浮かべるかもしれません。
ポールはスティック(stick)とも呼ばれているので、ならば“スティックウォーキング”で行こうかと、そのときにはまとまりました。まだまだ、すべてをまとめる決定的な呼び名ではありませんが、使いながら、これでよいのか考えていこうと思います。