ハーブもアミノ酸も医薬品だった

現在はハーブといえばリラックスなどの精神的な効果が言われますが、気分的なものではなく、以前は医薬品として使われていました。それは食品として1998年(平成10年)に厚生省(現在の厚生労働省)販売が許可されました。また、2001年(平成13年)には厚生労働省によってアミノ酸23種類が医薬品から食品として販売許可されました。2001年は厚生省と労働省が合併となって厚生労働省が誕生しましたが、この年には厚生省労働省による保健機能食品制度が発足して、特定保健用食品の他に栄養機能食品が加えられました。
「栄養機能食品」
水溶性ビタミン:ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂、ビタミンC、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸、葉酸
脂溶性ビタミン:ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE
ミネラル:カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛
また、医薬品にしか許可されていなかった錠剤とカプセルが食品にも使えるようになるというサプリメントにとっては画期的な年でした。このことも、メディアの若い方には驚きとして捉えられています。