体質改善というのは、身体の性質である体質で問題がある場合に、それを改善することをいいます。体質は遺伝や環境、歴史的な食事内容などによって長い期間をかけて変化してきたものです。遺伝は自分の意志では絶対に変えられないもので、環境も変えにくいものなので、自分でできることとなると食事の内容ということになります。食事で摂れる栄養素や機能成分では限界があるので、サプリメントも使われます。
日本人の体質で特に問題とされているのは細胞でのエネルギー産生が低く、そのために体温が低く、血液温度も低く、それが全身の機能に影響していることです。細胞のエネルギー産生を高めるためにはエネルギー源となる糖質、脂質、たんぱく質を不足しないように摂ることが基本であり、これを燃焼させるためにビタミンB群が欠けないようにすることも示されています。
それだけではなく、細胞の中でエネルギーを作り出すミトコンドリアの中に糖質(ブドウ糖)を取り込む役目をするα‐リポ酸、脂質(脂肪酸)を取り込む役目をするL‐カルニチン、そしてミトコンドリアのエネルギーを作り出すエンジン(燃焼機関)に当たるTCA回路で燃焼させるための補酵素であるコエンザイムQ10が必要です。
α‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10は三大ヒトケミカルとも呼ばれていますが、これらの3成分は20歳代をピークに加齢によって体内での合成量が減り、蓄積量も減ることから細胞でのエネルギー産生が低下していきます。
体質改善には細胞レベルでの改善が必要との考えから、三大ヒトケミカルを充分に摂取することができるシクロデキストリンの包接を活用したサプリメントをすすめています。