スポーツチャンバラは、子どもの頃のチャンバラごっこをスポーツの域まで高めたもので、1973年に創設され、公益社団法人日本スポーツチャンバラ協会によって、指導、段位認定、大会運営が行われています。
用具(得物)は柔らかな素材のエアーソフト剣(小太刀、長剣、槍、棒など)が使われ、基本的には剣道などと同様の使い方をされます。また、スポチャン面と籠手(甲手)で顔面と手を保護して参加するので、安心感もあります。
護身術の一つとして始まりましたが、性別や年齢、体格、体力、障害の有無などに関係なく楽しみながら技術を高めることが目指されていて、ハンデがつけやすく、生涯にわたって楽しめる健康スポーツとなっています。練習や試合も、同じ得物だけではなく、ハンデに合わせて小太刀と長剣、槍などでの対戦も認められています。
先に始めた人が必ずしも優位となるわけではなく、誰もが平等に戦えるところも多くの愛好者がいる要因となっています。
日本で発祥したものですが、今では世界大会が開催されるほど世界に普及されています。競技大会では剣道場ほどの広さ(7m×7m)が必要ですが、狭い室内でも練習をすることができることから、全国各地に道場が開かれています。
剣道では防具をつけた部分だけが有効打となるのに対して、スポーツチャンバラでは面から足までの全身が有効打突とされています。剣道よりも打ち合いの楽しみを重視していて、ストレス解消の運動としても注目されています。
独自の活動の他に、日本レクリエーション協会との連携での普及活動も実施しています。都道府県にレクリエーション協会があるので、問い合わせれば体験・指導を受けることはできます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕