健康意識が高い企業では、健康のための施策は効果が得やすく、その結果をあげて他の企業でも同じような効果が得られるということを主張するのは無理があるということは前回(健康デザイン45)紹介しました。
大企業の健康意識意識が高いのは、健康のための方策が効果を得やすいサポート体制があって、健康でいることに対しての支援体制もあるからです。健康度が高まることで金銭的な支援がある、健康保険の金額の一部を企業が負担する、健康のための休みが取りやすくなるといったメリットがある企業もあります。
そういった好条件が整えられていない企業では、大企業と同じ健康効果を高めようとしたら、大企業並みにモチベーションを高める工夫が必要になります。その方法として提案しているのが、自分の身体の状態を的確に知ることで、従来の健康診断や体力測定ではわからないことを知ることが第一段階です。
知るだけでは結果につながらないので、知ったことを実践するための方法も伝えるのが第二段階です。その方法によって、どのような結界が得られるかの可能性を示して、続けることによって健康度が高まり、それが成績(個人にとっても企業にとっても)につながることが認識できるようにすることです。
そのための方法として、健康デザインの立場ですすめているのが、身体年齢測定と安全体力機能テストの実施で、この効果を高めるために自分の食事の状態を確認する食生活チェックを紹介しています。
どの方法も、得られた結果に対して何をすればよいのかの方法(メニュー)が用意されています。これを取り入れることによって自分で確認して、よりよい方向に進めていくことができます。これがモチベーションを高めることで、よい結果につながっていくことの方法となるのです。
〔健康ジャーナリスト/日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕