治検16 講習との連携

検定は一定の基準に照らして審査をして、合格・不合格を決定するものです。検定の中でも知識に関わるものは、一定の知識や判断力の有無を調べるもので、その多くは試験問題によって判定が行われています。

治検(治療用語検定)も検定の一つで、治療と、その前提となる検査の理解度を専門用語を通じて確認するもので、実際に実施されるのは試験問題です。自分の理解度を知るだけであったら、試験を受けて、その結果(点数)を知るだけでもよいかもしれませんが、それだけでよいというのは治検を受けようという人では少数派です。

一つは仕事に活かそうという人で、検査や治療の世界にいる医師や技師以外の人は、指示や説明が理解できないと仕事が滞ることにもなります。もう一つは自分の健康のために活かそうという人で、こちらの要望のほうが多くなっています。

検査結果を示されても、医師から説明されても何が問題であるのか、何をすればよいのかがわからなければ、何のために検査を受けたのかがわからなくなります。専門用語を理解することによって何をすればよいのかの理解につながります。

それと同時に、生活で不足していることがわかり、知識として不足していることがわかるようになります。検定に事前講習はつきもので、講習テキストを読んだり、講習会に参加して知識を高めてから検定を受けるのは普通にされていることです。治検でも3段階の検定に合わせて講習テキストを設けています。

講習は検定の後に、もっと知識を高めようという人にも必要となります。検査用語や生活習慣病を中心とした治療用語は検定とセットの講習テキストで足りるので、これを復習すれば足りるはずです。

治検の1級は生活習慣病を予防・改善するための食事、運動、休養、日常生活の改善などの知識を確認するもので、セットの講習テキストだけでは不足する人も多くいます。そこで私たちは、もっと知って健康になりたいという要望に応えるために、既存の資格認定テキストをアレンジした各人に合った講習テキストも用意してあります。

その代表的なものは、食事と運動によるメディカルダイエットデザインと、2種類の歩き方によって健康度を高めるツイン・ウォークです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕