活性酸素の基礎知識7 膝の痛みを活性酸素が引き起こす

膝の痛みは、膝の軟骨が強い刺激や老化などによって擦り減ることによって起こります。関節の骨と骨が相対している部分には軟骨があります。軟骨は氷の5~8倍も滑りがよいとされ、摩擦を防いだり、骨にかかる衝撃をやわらげる働きをしています。

軟骨はスポンジ状の組織となっていて、関節液が染み込んでクッションのように軟らかく、弾力性があります。年齢が進んで関節液が少なくなると硬くなり、弾力性が失われてくると滑りが悪くなっていきます。そのために軟骨に負担がかかるようになり、徐々に擦り減って軟骨の下の骨が神経に触れて、痛みが生じるようになります。

軟骨の減少に拍車をかけているのは活性酸素です。軟骨の細胞は活性酸素が増えると壊れやすくなり、活性酸素が増えるほど軟骨が減ってしまいます。軟骨はグルコサミン、コンドロイチンでできているので、これを健康食品によって補うことで再生させていくことができます。しかし、破壊が大きく進むと補充が間に合わなくなり、なかなか痛みが改善されにくくなります。

膝の痛みを予防するためにも、痛みを改善するためにも活性酸素の消去は欠かせません。