発達栄養142 子どもの食事・間食・飲料

「幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活支援ガイド」の中から、むし歯の有無別の間食の与え方について紹介します。これは平成27年度乳幼児栄養調査結果に基づいて発表されたものです。

回答者は2〜6歳児の保護者です。

2)子どもの食事・間食・飲料について
(2)子どもの主要食物の摂取頻度
魚、卵、大豆製品は大切なたんぱく源であるのに、摂取頻度は他の食品群に比べて少なくなっています。13種類の食物(穀類、魚、肉、卵、大豆・大豆製品、野菜、果物、牛乳・乳製品、お茶など甘くない飲料、果汁など甘味飲料、菓子・菓子パン、インスタントラーメンやカップ麺、ファストフード)の摂取頻度について、「毎日2回以上」と回答した者の割合が最も高かったのは穀類(97.0%)で、お茶など甘くない飲料(84.4%)、野菜(52.0%)、牛乳・乳製品(35.8%)の順でした。

「毎日1回」と回答した者の割合が最も高まったのは、菓子・菓子パン(47.0%)、果物(27.3%)でした。

「週に4〜6日」と回答した者の割合が最も高いのは、肉類(43.8%)、卵(33.7%)でした。

「週に1〜3日」と回答した者の割合が高いのは、魚(52.5%)、大豆・大豆製品(34.1%)でした。

そして、「週に1回未満」と回答した者の割合が最も高いのは、ファストフード(81.0%)、インスタントラーメンやカップ麺(70.3%)でした。

食品群別の1日1回以上摂取する者の割合は、穀類(98.8%)、野菜(77.0%)、牛乳・乳製品(71.4%)の摂取は多いものの、その他の食品の摂取は2〜3割にとどまっています。特に、魚(17.5%)、卵(26.8%)、大豆・大豆製品(28.2%)の摂取は他の食品に比べて少なくなっていました。