2023/8/9 社会的時差ボケと血管の健康

6時から始まる倫理法人会のモーニングセミナーに参加するために、早朝というか深夜の2時に起床しています。4時30分に会長にピックアップしてもらっているのですが、朝のルーティンにはホームページのコラムの更新も含まれているので、どうしても起床から2時間以上は必要です。

会場に到着するのは5時前で、役員の方々の準備を手伝わせてもらい、役員対象の朝礼にも参加させてもらっているので、“早起きは三文の徳”以上の喜びをいただいています。

週に1回の深夜の起床は、早朝のウォーキングイベントで慣れていたのですが、岡山に移住してから脳の後頭葉の血流低下による閃輝暗点のために運転免許を返納していて、その影響が深夜の起床からの行動で出ないかと心配されることもあったのですが、それは今のところありません。

ただ、自分に起こっていることがエビデンス(科学的根拠)ではないので、多くの人にとっての早朝からの行動によって何か起こっているのではないかと気にはしていました。それに関連する研究発表がありました。それは一過性の社会的時差ボケが早朝の血圧を過度に上昇させるという早稲田大学スポーツ科学学術院の中村宣博助教と谷澤薫平助教の研究結果です。

社会的時差ボケは社会生活リズムと個人の概日リズムがズレることを指していて、一般には平日と休日の就寝・起床リズムが該当します。一過性の社会的時差ボケというのは、時差がある国への移動で起こるものとは違い、週に1回程度の就寝・起床のリズムが大きく変化する状態です。

血圧は就寝時に低下して、起床前から起床後2時間頃まで上昇するのが一般的です。早朝の血圧上昇は身体活動を高めるために必要な反応ですが、過度な血圧上昇は血管の負担を高め、疾病のリスクを高めることが報告されています。

研究対象は社会的時差ボケが2時間未満の若者20人で、2時間以上の社会的時差ボケを起こすようにして、早朝血圧、動脈硬化度、自律神経指標が測定されました。その結果、一過性の社会的時差ボケが早朝血圧を増大させることが明らかにされました。

また、早朝血圧の変化と動脈硬化度の変化量、動脈硬化度と交感神経活動の変化量に有意な相関関係が認められています。この結果から、社会的時差ボケは1回であっても身体に悪影響を及ぼすこと、社会的時差ボケによる早朝血圧の増大には動脈硬化が関係していることが示唆されています。

私の場合は、幸か不幸か心臓弁膜症の“おかげ”で、心臓の拍動による血流が少ないので、深夜に起きても血圧が急上昇することはないのですが、他の方は同じではないということを考えて、書かせてもらいました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕