ワールドゲームズは一般には、あまり知られた存在ではありません。オリンピックと比べたら、存在すら知られていないのですが、スポーツ団体の規模的にはオリンピックに引けをとってはいません。
世界のアマチュアスポーツ団体はスポーツアコード(国際スポーツ連合)によって組織されていて、そのうちオリンピック採用競技は国際オリンピック委員会が取りまとめ、それ以外のスポーツ団体は国際ワールドゲームズ協会が取りまとめています。
オリンピックに新たに作用されたスポーツは、それ以前はワールドゲームズに入れられていて、オリンピックから外れたスポーツはワールドゲームで組織化されています。東京オリンピックでは空手やサーフィン、スケートボード、スポーツクライミング、野球・ソフトボールが新採用されました。野球とソフトボールは復活した形で、それまではワールドゲームズでの採用でした。
オリンピックは夏季競技大会、冬季競技大会ともに4年ごとに開催されていますが、ワールドゲームズ大会も4年ごとに開催されています。その時期はオリンピック夏季大会の1年後で、2022年にアメリカ・バーミングハムで11回大会が開催されています。
日本でも第6回大会が秋田で2001年に開催されていますが、当時はほとんど報道されず、オリンピックとの違いが広く知られることもありませんでした。
ワールドゲームズは、「多種多様なスポーツを国民に普及・紹介し、スポーツ人口増加を図り、選手の育成とそのレベルアップを図るとともに、スポーツを通じて国民はもとより、人類の健康増進と世界平和に寄与する」という目的を掲げています。
日本ワールドゲームズ協会の正会員は26団体(合気会、全日本アーチェリー連盟、日本ビリヤード協会、日本ボディビル・フォットネス連盟、全日本ボウリング協会、日本キャスティング協会、日本ダンススポーツ連盟、日本フロアボール連盟、日本フライングディスク協会、日本ハンドボール協会、全日本柔術連盟、全日本空手道連盟、日本ラクロス協会、日本ライフセービング協会、日本山岳・スポーツクライミング協会、日本ペタンクブール協会、日本パワーリフティング協会、ワールドスケートジャパン、日本ソフトボール協会、日本スカッシュ協会、日本相撲連盟、日本サーフィン連盟、日本水中スポーツ連盟、日本水上スキー・ウエイクボード連盟、日本武術太極拳連盟、笹川スポーツ財団:事務局担当)です。
準会員は13団体(日本エアロビック連盟、日本アメリカンフットボール連盟、日本アームレスリング連盟、国際スポーツチャンバラ協会、日本ダーツ協会、日本ドラゴンボート協会、日本ゲートボール連合、日本オーケーゴルフ協会、日本健康麻将協会、全日本空道連盟、日本モーターサイクルスポーツ協会、日本マウンテンバイク協会、日本ソフトテニス連盟)です。
日本ワールドゲームズ協会の赤木恭平会長は全日本ボウリング協会の名誉会長で、岡山県高梁市の出身です。私(小林正人)が理事を務めていた日本健康スポーツ連盟の副理事長でもあります。
〔健康ジャーナリスト/日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕