ティーボールはピッチャーがいない野球というのがふさわしい表現で、密のない競技性から小学校、中学校で体育の授業として採用されています。無理なく、楽しみながら続けられるということで、年齢を問わない健康スポーツとしても広まっています。
ピッチャーがいないこと以外は野球やソフトボールと同じルールで実施されます。バッターが打つのは本塁プレートの後方に置いたバッティングティーの上に乗せられた止まった状態のボールです。
90度のフェア範囲に打つだけなので空振りもファウルもほとんどないために短時間でも楽しめます。また、ボールもバットも軟らかく、あまり遠くに飛ぶことがないので、狭い場所で、安心してできることから高齢者やハンデある人でも始めやすく、続けやすくなっています。
野球やソフトボールのように1チーム9人が揃わないとできないものではなく、三角ベースにすることで1チームが4〜5人でも実施することができます。
ティーボールの発祥は海外ですが、アメリカやオーストラリアのティーボールを参考にして、日本人に合った多くの人が楽しめるように日本式でアレンジされ、これを日本ティーボール協会が主導して普及しています。
生涯スポーツを推進する日本レクリエーション協会に加盟して、全国で体験会や指導会が実施されています。
特徴的なルールがあり、バットがボールではなくバッティングティーに当たった場合は空振りとして1ストライクがカウントされます。バントは認められていなくて、盗塁もスライディングもなく、スムーズに進めることができます。
3アウトの交代制ではなく、攻撃側の全員が打撃を終了した時点で攻守交代となります。規定回数を終えたときに得点が多いチームの勝ちとなります。
残塁の走者は次の回に受け継がれます。
ルールや実施法についての教本は日本ティーボール協会で扱われています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕