口の中や舌の粘膜に起こる炎症のことで、一つの疾患ではなく口の中の粘膜で起こる炎症を総称したものです。細菌感染、ウイルス感染、アフタ性口内炎に分類され、一般的な口内炎はアフタ性口内炎を指します。口内粘膜に灰白色斑(アフタ)ができ、痛みがあり、悪化すると出血します。原因としては、細菌やウイルスのほか、アフタ性口内炎では偏食による栄養不足、ストレス、睡眠不足、免疫低下、唾液の不足、口腔の乾燥、歯磨き粉成分による損傷などがあげられています。治療には抗炎症剤のほかにビタミンB剤(ビタミンB₂)が使われます。
〔参照〕ウイルス、ストレス、免疫