166 甘いものを一口食べてやせる運動とのタイミング

運動を始めて10~15分はブドウ糖の燃焼がよくなり、そのあとに脂肪が盛んに燃焼していくようになります。血液中にあるブドウ糖がエネルギーとして使われているわけですが、食事を減らして糖質が不足していると、糖質が分解されてできるブドウ糖がなりなくなり、脂肪の燃焼にうまく切り替わらなくなります。そんな人は運動の前に砂糖が含まれた甘いものを食べて、ブドウ糖を補うことで燃焼効果が高められます。
砂糖はブドウ糖1分子と果糖1分子が結びついた最もブドウ糖の割合が高い食べ物で、脂肪燃焼の導火線効果が得られます。運動によって脂肪を燃焼させるためには先にブドウ糖が燃焼することが必要で、ブドウ糖が血液中に多くあると脂肪の燃焼が早く進むことから、ブドウ糖が燃えるのは導火線に火をつけるのと同じだという考えから導火線効果と名づけられた。
運動後には血液中のブドウ糖が不足した状態になっていますが、このときにブドウ糖が補われると一部は肝臓の中でグリコーゲンに合成されて、筋肉の中に蓄積されます。このグリコーゲンが、運動をしてブドウ糖不足になったときに分解されてエネルギー源となります。運動後にブドウ糖を摂ることは大切ですが、それと同時にアミノ酸が含まれた飲料を摂ることで運動能力が保持されます。というのは、運動によってブドウ糖と脂肪酸が不足しすぎるとタンパク質が分解されてエネルギーとなるからです。筋肉のたんぱく質だけでなく、赤血球のタンパク質も分解されるので、赤血球不足になって持久力が低下することになるのを防ぐために有効になります。
運動前の甘いものとしては、ブドウ糖が多く含まれる砂糖が使われたものがよいのですが、甘くても飴くらいではブドウ糖が足りません。あんこが使われたドラ焼きやまんじゅうなど和菓子1個くらいは必要です。洋菓子は砂糖が多くても脂肪も多く、血糖値を急に上昇させるというよりも長距離走などのエネルギー補給に向いています。
運動後の甘いものとしては、運動後にはブドウ糖を多く摂ってよいので、和菓子でもよいのですが、早く吸収され、すぐにブドウ糖が補給されるように、コーラやサイダーなどの清涼飲料水を飲むのも効果があります。すぐに吸収されるものではなく、ゆっくりと吸収されるもので多くのブドウ糖を取り込むように、清涼飲料水のあとに菓子を食べることもあります。