日本の山野に自生するイネ科ササ属の植物で、60~1220年の寿命があり、中国では仙人と呼ばれる人たちがクマザサの芯葉を食べていたと伝えられ、民間薬として胃痛、喘息、高血圧などに使われています。群生地として青森県や北海道が知られており、冬眠から覚めた熊が体力回復のために食べています。クマザサ(クマ笹)の名称は、そこから名づけられたのではなく、緑色の葉の外側が白く縁どられている形が歌舞伎の隈取りに似ていることから名づけられました。粉状にした素材は食物繊維が豊富で、便通の改善に使われます。強い抗酸化作用があり、防腐作用がある多糖体のパーフェリンと、抽出物のリグニンの免疫を高める効果が研究されています。