活性酸素と運動について、雑誌のコメント取材を受けました。
呼吸で体内に取り込まれた酸素のうち2~3%は活性酸素となります。
運動をして吸い込む酸素が多くなるほど活性酸素の発生量が多くなるので、“運動は本当は健康によいのか”というテーマでした。
一見すると正しいように思えるかもしれませんが、活性酸素を消去する作用があるSODなどの酵素が働くためには酸素が必要であるため、運動をしても大きく活性酸素が増えるわけではありません。
運動によって吸い込む酸素の量が最大酸素摂取量の75%までは、それほど活性酸素の発生量はあまり増えないのですが、それを超えると急に増えるようになります。75%というとジョギングレベルの運動となり、それ以下の負荷の運動では、それほど活性酸素は増えない考えることができます。