Age free岡山21 健康デザインの意義

健康づくりの手法は数多くありますが、その中から自分に適したもの、さらに継続しやすくて、結果も得やすいものを選ぶことができれば、これほどよいことはありません。どんなに優れた手法であっても続けにくく、無理をしないといけないものでは、期待するような効果が得られずに終わることにもなりかねません。

最もよい選択をするためには、まずは自分の身体の状態を知ることが大切で、その方法としては、これまでの健康指標とされてきた健康診断が基本となるものであっても、それだけでは個人に対応した手法を決定するには足りません。

筋肉量や筋力、筋肉をバランスよく使うためのバランス能力などの判定も加わることで、より的確な判定ができるようになります。そして、的確な判定ができれば、数多くある手法の中から的確なものを選ぶことができるはずだと思われるようです。

ところが、その通りにはいかないのは、一つや二つの手法だけで、望むような結果へと導くのは難しいからです。それぞれの健康法をすすめているところは、最もよい方法であると信じて、一生懸命に取り組むことはよいことではあっても、それにこだわるばかりに他の手法を取り入れようとしないところがあります。

運動だけ、食事だけ、リラクゼーションだけということで、目的とするような健康づくりができるわけではありません。それぞれの有効性を引き出し、実現可能な部分を取り出して、最もよい形として組み立てて、それを提供することが必要で、これを私たちは“健康デザイン”と名付けています。

どれか一つがメインとなって、他の手法がサブとなってもよいし、多くの手法を組み合わせること、例えば運動にしても複数の方法を取り入れてもよいわけです。どうせ運動をするなら多くの効果が得られることを取り入れたいというのは当たり前の気持ちです。それに応えられるように、歩き方を変えるだけで、さまざまな効果がある手法として“ツイン・ウォーク”もすすめています。
(詳細については、別の機会に紹介します)
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕