Age free岡山39 健康イベントのスケジュール

健康づくりに関わるイベントは、定期的に行われるものからスポット的に行われるものまで、さまざまなものがあります。定期的に行われるものは、これまでの実績があるから続いてきたことで、開催時期にも意味があります。

ところが、今のように気候の変動が激しくて、特に夏場は異常気象と呼ばれる状態が、異常というよりも日常的に近づいている状況では、これまでと同じ時期に開催してよいのかの議論は当然のようにあります。

イベントは休日が重なる時期や学校の休み、お盆の期間などに集中しています。それは実施する側にとっても参加する側にとっても都合がよいからですが、夏休み一つをとってみても、暑い時期を避けて学校以外で学ぶという意義からすると、今の夏休みの期間では始まりが遅すぎます。

全国的に実施されているウォーキング大会も、全国各地での定例イベントということで年間スケジュールが組まれています。コロナ禍で中止となった影響もあってスケジュールがズレてきたところもありますが、全国の大会に遠くから参加する人が多いことから、同じ日に大会を重ねて実施することはできません。

また、一つの大会から次の大会の開催地まで日程と距離が離れていないことで、ツアーのように参加する人が多いことから、過去のスケジュールに合わせて毎年の予定が決められています。

この予定は過去の気象状況の経験によって定められていますが、夏場の気温が上昇しているので、これまでの経験が活かされない(役に立たない?)ことにもなります。

ウォーキングは一例ですが、健康をテーマにしたイベントは健康を害するようなことは避けるべきであって、これまでの常識にとらわれない開催時期と開催方法であるべきです。しかし、休みの期間と合わせなければいけない事情もあって、なかなか変えられないというのも実際にあることです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕