最新情報

学習特性サポート3 識字障害を知って対応を考える

学習障害の中で多くみられる識字(読字)障害は、本人も周囲の人も気づきにくいところがあります。もう一つの書字障害は識字をして、それを書くということで、文字の状態を見ることで周囲との違いを本人も把握しやすくなっています。 それに対して、識字障害のほうは周囲と違っていることを認識することができないので、周囲の人は注意して見守り、早期に発見することが求められています。 識字障害は文字を音に変え


セカンドステージ47 平均年齢者の活躍

日本の平均年齢は国連人口統計(2023年)では49.9歳となっています。 日本の平均年齢は国勢調査の結果(2022年)では47.7歳で、2年ほどの開きがあります。 現在から先の推計値を出しているのは国勢調査で、2036年に50.0歳になるとされています。これは男女平均で、すでに女性は現状で50歳に達しています。世界全体の平均年齢(2022年)は30.6歳なので、非常に大きな開きです。


食事摂取基準19 食事調査の測定誤差(過小申告・過大申告)

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、食事調査の測定誤差を説明しています。 食事調査法には複数の種類があることが知られていますが、その多くが対象者による自己申告に基づいて情報を収集するものです。その場合、申告誤差は避けられません。 最も重要な申告誤差として、過小申告・過大申告が知られています。そのうち。出現頻度が高いのは過小申告であり、その中でも特に留意を要するものはエネルギー


3月18日の記念日

「点字ブロックの日」岡山県視覚障害者協会が岡山市の岡山県盲学校に近い交差点に世界で初めて点字ブロックが施設された1967年3月18日にちなんで制定。 毎月18日:「防犯の日」(セコム)、「おにぎりの日」(中能登町)


日々修行200 400字原稿用紙での勘定

日々修行のコラムは、今回で200回目になりました。 最新情報の他のコラムは、できれば800字以内に収めるようにはしていますが、日々修行は書きたいこと、伝えたいことを書くことにしているので、どうしても長くなりがちです。 まだまだ伝えておきたいことがあるので、これで終わりにする気はないものの、どこまで続くのかと聞かれると「500回」と答えるだけの勇気(気力か体力か)は、まだありません。


学習特性サポート2 学習障害に感覚過敏も含まれる

学習障害(LD:Learning Disabilities)は、全般的な知的発達には問題がなく、視覚、聴覚に問題がなく、さらに学習環境や本人の意欲にも問題がないにも関わらず、読む、書く、計算するなどの学習に必要な基礎的な能力のうち一つないし複数の特定の能力について、なかなか習得できなかったり、うまく発揮することができないことによって、学業成績や日常生活に困難が生じる状態を指します。 学習障害


食のリテラシー10 “糖質制限”との戦い1

糖質制限は、「ダイエットの決定的な方法で、糖尿病の治療にも効果がある」ということが広まっています。その理由というか裏付けは医師からも説明されていて、「糖質制限によって血糖値を正常に保つことができる」ということです。 糖質制限は医師によって、糖尿病を治すことができる方法として報告された、というのが広く知られていることです。糖尿病の診断は、まずは血糖値によって判断されます。血糖は血液中のブドウ糖


発達栄養学33 3歳までの脂肪摂取による味覚への影響

味覚は3歳児までに形成されると言われます。3歳までに味覚形成にマイナスとなる要素は、できるだけ減らしたいところです。 それとは逆に親や兄弟と楽しい雰囲気で食事をした、友達と一緒に食べたらおいしかった、配膳などの手伝いをしたら楽しく食べられた、といったプラス要素が加わると、これらのすべてを含めて食事をおいしく食べることができる能力が身についていきます。 子どものときの食事の内容は一生涯の


3月17日の記念日

「みんなで考えるSDGsの日」共同ピーアール総合研究所が国連の定めた持続可能な開発目標のSDGsの普及を目的に17のゴールが設けられていることから、みんな(3)で17のゴールを実現しようと制定。 毎月17日:「減塩の日」(日本高血圧学会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)、「国産なす消費拡大の日」(冬春なす主産県協議会)


学習特性サポート1 学習障害が最も多い

発達障害は、自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)の3つに大きく分類されています。 自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害、学習障害のうち最も多いのは何かという調査結果はあるのですが、学習障害は3つの分類のうちの1つの学習障害にだけ発現するものではありません。 自閉症スペクトラム障害でも、注意欠陥・多動性障害でも、その特性が学習面にも