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噛む噛むeverybody7 噛んで代謝酵素を増やす
酵素は細胞の中で生化学反応を起こす成分で、酵素が正常に働くことで細胞の働きを活性させ、消化・吸収・循環・代謝・排泄などの機能を正常に保つことができます。体内の酵素はタンパク質で、肝臓でアミノ酸から合成されていますが、その合成量は40歳を過ぎたころから減少していきます。 酵素は動物の細胞にも植物の細胞にも含まれているものの、それらの食品を食べれば、それが体内の酵素となって働くわけではありません
Age free岡山19 健康ウォーキングの意義
歩くことは健康づくりの基本であることは認めるものの、これまではウォーキング大会と呼ばれるイベントが行われることが多く、日常的なウォーキングで健康になる方法については、あまり積極的に取り組まれてこなかったところがあります。 ウォーキングの全国団体としては日本ウオーキング協会があり、すべての都道府県に協会があり(例:岡山県ウオーキング協会)があります。そして、都道府県内に市区町村協会が設けられて
ツイン・ウォーク59 高齢者のための筋肉強化歩行
ウォーキングは筋肉の負荷を高める歩き方をすることによって強化していくことができるといっても、高齢者の場合には筋肉にタンパク質が取り込まれにくくなっています。運動をすると筋肉は傷つき、その傷にタンパク質が取り込まれることによって筋肉が増えていきます。 筋肉の細胞は繊維状になっていることから筋繊維と呼ばれていますが、筋繊維の数は生涯にわたって変わることはありません。誕生したときから人生の最後を迎
発達障害支援14 ABC分析1 行動の強化と弱化その1
1)行動の強化と弱化 問題行動の改善についてABC分析の立場で解説していくが、要求の実現のところで取り上げた、ほしいために泣くという行動について詳細をみていきます。 ABC分析では、行動の原因となった先行刺激(先行事象)、行動、その結果としての後続刺激(後続事象)に分けて考えられています。 おもちゃ売り場の前を通ったという先行刺激があり、おもちゃ売り場の前で泣くという行動によって買っ
Medical Diet183 脂肪摂取を減らしてもやせない人への対応
太っているのは、体脂肪が多くなっている状態です。腹部や下半身に蓄積される体脂肪が多いと、食事で摂る脂肪を減らそうとする人が多いのですが、脂肪が多く含まれる食品の摂取量を減らしても、肉の脂肪を取り除いたりしても、なかなか効果が現れにくいということが多くなっています。 体脂肪は内臓脂肪と皮下脂肪を指しています。内臓の周りと皮膚の奥にある脂肪細胞の中に蓄積されている中性脂肪が多い状態ですが、体脂肪
健康食品 敵か味方か44 使用する対象者での試験結果なのかを確認
健康食品は有効成分の種類や配合量が注目されます。有効性のデータが示されて販売される機能性表示食品の場合には、どのような機能性なのかが表示されています。機能性があって、配合量が多ければ有効性が高いと判断する人が多いということですが、もう一つ注目して確認しなければならないことがあります。それは、どんな人で得られた結果であるのかということです。 高齢者を対象とした健康食品は、高齢者での結果が示され
身体年齢24 生活習慣病と神経伝達の関係
生活習慣病の中でも血管を老化させる要因となる高血圧、糖尿病、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症)は、神経細胞に送られる血液が減ることから、神経伝達が低下することが指摘されています。神経細胞に特に影響を与えるのは酸素不足であるので、高血圧、糖尿病、脂質異常症は、どれも血流低下を起こすことになります。 中でも影響が大きいのは糖尿病です。糖尿病は細くてもろい細小血管と呼ばれる毛
あくまでも噂話119「臨機応変vs.行き当たりばったり」
臨機応変というのは、何が起こるかわからない時代には最も適した対応法を表す言葉だと思うのですが、この意味を勘違いして、適した対応ができなかったという例はコロナ禍の厳しい経済状況の中で見られたことです。 臨機応変は、機(事態)に臨んで変化に応じて適当な対処をすることを意味しています。型通りの対応ではなく、前例に合わせるだけでなく、時と場合に合わせた柔軟な対応をすることです。 コロナ禍に限ら
健康食品の法規制44 校正ミスの恐ろしさ
広告宣伝に用いる文書(新聞広告、ネット広告、チラシ、説明資料など)は、間違いがあってはいけないので、しっかりと確認してから人の目に触れるようにしているはずです。ところが、ミスをしてしまうことがあり、それを修正して仕切り直しをすれば、何事もなかったようにスルーできるというわけにはいきません。 文字は、まったく間違えてはいなかったのに、矢印の向きを間違ったために、表示の規制に引っかかって、取り締
噛む噛むeverybody6 血糖値の上昇抑制
よく噛んで唾液を多く分泌させることは、血糖値を上昇させる、太る原因になる、というように言われることがあります。唾液に含まれる消化酵素のアミラーゼは、糖質の澱粉(でんぷん)を分解して麦芽糖に変化させます。麦芽糖は小腸壁にある消化酵素のマルターゼによってブドウ糖に分解されて吸収されます。 澱粉はブドウ糖が10個以上結びついたもので、麦芽糖はブドウ糖が2個結びついた構造をしています。澱粉はα–グル