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Age free岡山23 65歳を高齢者の扱いをしてよいのか

昔話の初めの言葉というと、「昔々、あるところにお爺さんとお婆さんがいました」が最も耳馴染みがあるところですが、今ではまったく変わってしまいました。それは「あらゆるところにお爺さんとお婆さんがいます」となったことです。 おじいさん、おばあさんの年齢というと高齢者となる65歳という印象が強いのですが、現在の初産年齢が30歳に達していることから考えても、祖父母になるのは65歳というのは妥当なところ


“身体の重き荷”の有効活用

重い荷物を身につけているというと、体脂肪のこともあれば筋肉のこともあります。体脂肪のほうは臨床栄養の仕事をしていたときに、よく比喩として“重き荷”という表現を使っていました。 その比喩で使われるのは、『人の一生は重き荷を背負いて遠き道を往くが如し』という徳川家康の遺訓の冒頭の言葉で、「重い体脂肪を身につけたまま一生暮らしていくつもりですか」と肥満と呼ばれるほどに太っている人に対して使われてい


発達栄養112 セロトニンが不足する原因

発達障害がある人は神経伝達物質のセロトニンが不足していることが指摘されています。特に自閉症スペクトラム障害では社会性コミュニケーション障害に関わることが明らかにされています。セロトニンは精神の安定性や平常心、ストレスに対抗する成分で、精神安定剤と似た構造をしています。 セロトニンは抑制作用があり、亢進作用があるドーパミンやアドレナリンの働き過ぎを抑える作用があります。そのため、セロトニンが不


2023/7/5 必要とされない話は雑談

日本メディカルダイエット支援機構が認定するメディカルダイエットアドバイザーは初級・中級・上級の3段階方式で、上位資格認定者は下位講習を開催できる仕組みとなっています。上級認定者は初級講習も中級講習も開催できるわけですが、その上級資格認定者の一人に薬学博士がいます。 その薬学博士は、岡山の大学で講師を務める専門家であり、野草の専門家でもあって、薬局の売り上げの多くは“草”だと言い切っています。


噛む噛むeverybody11 奥歯の喪失と高血圧の関係

歯の本数と歯周病の有無は高血圧と関係することは以前から報告されていました。 歯の本数が少なく、噛む力が低下している高齢者は身体機能が低下して、転倒リスクが高い傾向があることも知られています。これは口腔が変化すると、食品の選択や食習慣が変化することが影響していると考えられています。 高血圧は、75歳以上の日本人の70%が発症していて、主な死因の一つにあげられています。食事摂取の内容と高血圧と


身体年齢30 食生活チェックでわかる糖尿病対策

食生活チェック表を用いた栄養バランスの確認では、1日の主食の種類(ご飯、パン、麺類など)と摂取量の目安を聞いているので、糖尿病のリスクがある方の場合には血糖値を上昇させる糖質の量は基本的に把握できています。 チェック表では間食と飲料についても聞いているので、砂糖が含まれた飲食品も把握できています。その結果から、糖質の摂取を減らすことが指導の中心となると考えられがちで、食生活をチェックした方に


理想実現のための代謝促進29 自力で健康に戻れるエネルギー産生

健康とは言い難い状態になっても、自分の工夫と努力で健康状態に戻れるなら、医薬品を使っていても、これは病気ではなくて“未病”の状態といえます。もちろん、ずっと健康状態を保つことができていればよいのですが、年齢を重ねるにつれて疾病のリスクが高まっていくのは仕方がないことです。 疾病が起こるにしても、できるだけ発症を先延ばしたいところですが、そのための抵抗力は身体の中で作られるエネルギーの発生量に


サプリ概論264 エネルギー代謝のためのビタミンとミネラルの役割

エネルギー代謝を高めるサプリメント成分は、ダイエット目的から生活習慣病の予防・改善まで、さまざまな種類があり、多彩な使われ方がされています。それぞれの機能性は研究に基づいているものなので、結果を期待してもよいわけですが、その効果を高めるためにはエネルギー代謝の基本となる栄養素が必要となります。 エネルギー代謝が行われるのは細胞のエネルギー産生器官であるミトコンドリアの中のTCA回路で、この中


ツイン・ウォーク63 後ろから確認する歩行姿勢

歩くことは左右の脚を交互に前に出して、腕も交互に振って前進していくものだけに、左右の動きが同じであることが前提とされています。その前提どおりになっていることで、安全かつ健康的に歩くことができるようになります。 自分の歩行姿勢は、なかなか確認することはできません。今はスマホの撮影機能を使えば、他の人に撮影してもらうだけでなく、固定しておいて、その前を通過することでも歩行姿勢を確認することができ


発達障害支援16 ABC分析2 行動に対する罰

2)行動に対する罰 行動を変えるための弱化や消去のために罰が使われることがあります。そのための罰には積極的な罰と消極的な罰があります。 積極的な罰には叱る、叩くといった行動があり、消極的な罰には遊びの時間を短くする、テレビを消す、ゲームを預かるといった快感を奪う行動があげられます。嫌なものを与えることはパニッシュメント、いいものを取り去ることはペナルティーと区別されています。 パニッ