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記念日3月1日〜10日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 3月1日 キユーピーが1925年3月にマヨネーズを製造販売したことと日本初(1)にちなんで「マヨネーズの日」と制定。キユーピーグループのデリア食品がマヨネーズの日に合わせて「マヨサラダの日」と制定。日本園芸農業協同組合連合会が熊本県のデコポンが東京青果市場で取り引きされた1991年3月1日にちなんで「デコポンの日」と制定。毎月1日は「あずきの日」(
健康食品の法規制5 法規制を逆手に取った広告
健康食品に関する規制のために正しい情報が伝えられず、販売に苦慮する企業は少なくありません。規制に従うなら、誰に適した商品なのか、どれだけ摂ればよいのか、いつ摂ればよいのかも伝えることができず、せっかくの製品の実力が発揮されないまま、消費者に有効性が判定されるということが起こっています。 機能性を述べて販売できるのは保健機能食品に分類される特定保健用食品、機能性表示食品、栄養機能食品の3種類だ
あくまでも噂話101「警察官の肩書き」
テレビドラマの影響もあって、警察官の階級は比較的わかりやすいと思います。 トップは警視総監ですが、これは警察組織のトップではなくて、東京都の警視庁のトップです。その下は警視監です。道府県は警察本部で、トップは警視監となっていて、道府県の警察本部には1人しかいません。警視監は警視庁では副総監、部長(刑事部長など)で、警察庁の次長、局長、審議官も警視監です。 これに続くのは「警視長→警視正
健康・火の用心47 他人のためを思っての行動
子どものときに親元を離れて、母の実家の寺で過ごしていたときのこと、玄関に脱がれていた草履をきちんと並べることを誰に言われるでもなく、当たり前のこととしてやっていました。 それは脱ぎ散らかされていることへの抵抗感や、きちんと並べることを誰かに褒められるということではなくて、初めに脱いで上がった人が整えていても、次々に来客があると、前の人の草履がズレることもあります。誰の草履かというと他の寺のお
発達栄養講習47 これさえ食べれば大丈夫というもの
今回のテーマの「これさえ食べれば大丈夫というもの」と言えるものがあればよいのですが、栄養学や医学の大家(「たいか」で「おおや」ではありません)と長年交流をして、一緒に研究を進めてきているものの、残念ながら、そのようなものに出会うことはできていません。 栄養学的には、人間は霊長類の頂点に立ったときから、何でも食べられるようになったこともあって、雑食になりました。それは逆に言うと、すべての栄養素
健康食品 敵か味方か4 機能性表示食品制度で変わった食品規制
機能性表示食品制度が始まったのは、2017年(平成27年)4月からです。機能性表示食品は国が定めるルールに基づいて事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などを消費者庁に届け出ることによって機能性を商品パッケージなどに表示できるものです。国による審査は必要ありません。 それ以前の特定保健用食品(トクホ)は、販売する商品を用いた試験によって生理学的な機能を持つ成分(関与成分)の有効性を証
健康食品の法規制4 消費者が知りたいことがわからない法規制
健康食品は医薬品的な有効性を表示したり、述べたりすることは法律によって規制されています。その規制は非常に複雑で、健康食品を販売する事業者にとっても、健康食品を使用する人にとっても、わかりにくく、間違った理解をすることが少なくありません。 医薬品的な効能効果を表示して販売するのは違法だという認識はあっても、病気の予防なら問題ないと思い込んでいる販売事業者がいまだに存在しています。病気が治った、
母子の栄養9 食生活指針「体重増加」
「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」では、「妊娠中の体重増加は、お母さんと赤ちゃんにとって望ましい量に」と示されています。 妊娠中の体重増加は、正常な妊娠経過でみられる現象です。母乳の一部は脂肪細胞に蓄積されている脂肪酸で、妊娠期間には脂肪酸を蓄積するために体脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)が増えていくようになります。 妊娠中の適正な体重増加は、母親と赤ちゃんの長期的な健康の維持・
代謝と糖尿病21 活性酸素と血糖値の関連性
血液中には、活動のためのエネルギー源になるブドウ糖が流れています。ブドウ糖は、食事で摂った糖質が分解されたもので、活動をしたときに細胞に取り込まれて、効率よくエネルギーとして使われています。血液中のブドウ糖は血糖と呼ばれます。糖尿病で耳にすることがある血糖値というのは、血液中のブドウ糖の割合を示しています。血糖値が高ければブドウ糖の量が多く、低ければブドウ糖の量が少ないことになります。 血液
健康食品 敵か味方か3 法律コンサルタントを再開する理由
東京から岡山に6年前に移住するときに、規制側の役所の仕事から離れることで、やっと言いたいことが言える、本当に困っている健康食品の販売事業者の手伝いができるようになると意気込んでいました。 岡山には親戚縁者もなく、たまたま全国の中で訪れたのが15回と最も多かったくらいでしたが、岡山移住は私が代表のNPO法人の当時の理事の誘いがあり、これまでやりたくてもやれなかった健康づくりを重視した介護支援の