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噛む噛むeverybody26 噛む習慣は親から学ぶもの
早食いの習慣がある人は、親も早食いだという傾向があります。食事は、しっかりと噛んで、ゆっくりと味わって食べるのがよいと言われても、子どものときから食卓を囲む時間が短くて、少しだけ噛んで飲み込む食べ方をしていると、それが当たり前のようになってしまいます。 何回噛んでから飲み込むのかは、特別に親から教えられることがなくても、3歳児の場合には一口について15回ほどは噛んでいます。もちろん食品の硬さ
健康食品 敵か味方か56 機能成分も吸収阻害
健康食品は素材の組み合わせが大切で、機能性がある成分が複数あることで、目的を達成しようとします。例えば、血糖値の上昇を抑えるためには糖質の分解の抑制、分解されたブドウ糖の吸収の阻害、血液中のブドウ糖を細胞に吸収させるために必要なインスリンの分泌の促進など、一連の流れに沿った成分を使います。 これによって複合的な効果を求めるということと同時に、どこに問題があって血糖値が下がりにくいのかがわから
あくまでも噂話129「初乗り運賃は物価上昇のバロメーター」
失われた30年という言葉は、その間に生まれた子どもたちにとっては、とんでもない期間ということになります。実質の給料が30年間も上がらなかったのに、円安も進み、どんどん得る金額の価値が下がっていくのは、まだまだ続きそうな気配です。 30年間のうちに増えたものとしては、平成18年(2006年)から発達障害児の統計が発表されるようになりましたが、当時は4万人だったのが令和2年(2021年)には14
健康デザイン21 レクリエーションスポーツとの連携
健康づくりの運動というと、最も手軽にできるウォーキングからスポーツ競技までさまざまありますが、その中でも健康デザインのパーツとしてすすめられるのは、生涯スポーツと呼ばれる年齢にも体力差などの条件があっても続けられるスポーツです。 健康スポーツを紹介してほしいという問い合わせが“健康スポーツ”が法人名につけられている公益財団法人日本健康スポーツ連盟にくることもあるのですが、同連盟は健康スポーツ
身体年齢45 高血圧対策のたんぱく質摂取
高血圧対策の栄養指導といえば食塩の摂取を減らすことがよくあげられます。塩分摂取を減らす“かるしお”をテーマに健康プロジェクトを進めているのは国立循環器病医療センターで、かるしおマークも普及しています。 食塩の摂取が血圧を上昇させるのは、ナトリウムが増えると血液の浸透圧を一定に保つために血液中の水分が増えるからですが、ナトリウムが高血圧に関係する食塩感受性高血圧の割合は日本人の場合は30〜40
ツイン・ウォーク72 スマ歩のすすめ
厚生労働省は健康寿命を延ばすための施策として、「スマート・ライフ・プロジェクト」を掲げて、多くの企業や団体に参加を呼びかけています。ウォーキングは手軽に、多くの参加者が得られる健康づくりとして、実践に活用されています。 これをウォーキングに関わる団体や研究機関などは、スマートウォーキングとの名称で推進しています。長い名称は馴染みにくいということで、スマートウォークと縮めたり、中には“スマ歩”
Age free岡山37 糖尿病予防の活動で健康長寿
糖尿病は古くは“贅沢病”と呼ばれたものです。食べすぎ、飲みすぎによって糖質を摂りすぎた人は血糖値が高まるという認識があり、贅沢な食事をしている人も少なく、終戦直後は糖尿病の人を探すのは大変なくらいでした。 終戦から10年後の1955年(昭和30年)には糖尿病患者は20万人と推計されていますが、それが今では糖尿病患者は1000万人と50倍にもなっています。糖尿病の予備群とされる高血糖状態の人も
細やかと細やかと細やかの違い!?
「細やか」と書いて、「ささやか」と読むのか「こまやか」と読むのかによって、意味合いが大きく違ってきます。「ささやか」は、規模が小さいこと、粗末なこと、ほんの小さな、といった意味があり、「ほんの小さな出来事に〜」というチューリップのサボテンの花の歌詞がよく言い表しています。 「ささやかな生活」というのも例文として、よく使われていて、これはミニマリストが目指している無理も無駄もない生活ということ
エネルギー代謝87 L‐カルニチンの製造地による機能の違い
脂肪代謝成分のL‐カルニチンは肝臓で合成されて、細胞のエネルギー代謝を高めるために使われています。細胞のエネルギー産生器官のミトコンドリアの膜は脂肪酸が単体では通過できなくて、L‐カルニチンと結びつくことによって初めて通過できます。 L‐カルニチンの体内合成は20歳前半をピークにして、加齢によって徐々に低下していきます。このことが年齢を重ねると代謝が低下して、太りやすくなり、疲れやすくなるこ
2023/8/16 迎え火と送り火の習慣
先祖の霊を迎える目印として玄関先や庭などで焚かれる迎え火と、お見送りの送り火はお盆の風習として続けられていますが、自分にとっては苦手な行事の一つです。 お寺の孫として生まれて、幼いときには母の実家の寺で親元を離れて暮らしていて、寺には機会があるたびに行っていました。東京で社会人になってからも、お葬式に行くと葬儀屋と間違われるくらいに作法を知っていたこともあり、仏教の習慣については多くの人に聞