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日々修行152 悪玉コレステロールは悪なのか
腸内細菌の悪玉菌は不要なものではないという説明を前回(日々修行151)しましたが、コレステロールも同じようなものだということを教えてくれたのは、悪玉コレステロールの命名者の中村治雄先生で、知り合ったときは慶應義塾大学病院(医学部)の内科科長から防衛医科大学教授に移るタイミングでした。 悪玉コレステロールの正式名はLDL(Low Density Lipoprotein)で、低比重リポタンパク質
シン・日本人の体質22 コレステロールの吸収率の違い
欧米人と同じだけの量のコレステロールを日本人が摂ったとすると、その吸収率は20%も高いとの研究結果があります。これは日本人が長い歴史の中で低栄養の時代が長かったために、脂肪を効率的に吸収できるように身体が変化したからだと説明されています。 日本人は腸が長いことが知られています。欧米人に比べて身体が小さいのに腸が2mも長くなったのは、腸壁の表面積を増やして吸収する場所が増えることで吸収される量
快腸デザイン23 飲酒と便通の関係
飲酒をすると便が軟らかくなる、軟らかくなりすぎて下痢に近くなる、場合によっては下痢にもなる、ということが起こります。これはアルコールの作用によるもので、飲酒量(アルコール度数×量)によって腸の状態が違ってきます。 これは飲酒によって小腸から吸収される水分の量が減って、腸内の水分が増え、その結果として便に含まれる水分量が多くなった結果として起こっていることです。なぜ、そのようなことが起こるのか
1月28日の記念日
「逸話の日」人物や物事のエピソードから本質を探ることの大切さを知ることを目的に、い(1)つ(2)わ(8)の語呂合わせで制定。 「みしまバーニャの日」富士伊豆農業協同組合がブランド野菜の箱根西麓三島野菜をバーニャカウダで楽しんでもらおうと1/28の/をバー、28をニャと読む語呂合わせで制定。 毎月28日:「にわとりの日」(日本養鶏協会)、「ニワトリの日」(都道府県食肉消費者対策協議会)
日々修行151 善玉と悪玉の鬩ぎ合い
今回のお題の「善玉と悪玉」は何を示すのかわかりにくい上に、「鬩ぎ合い」という読み方がわかりにくい言葉が続いて、何が書かれているのかわからないと感じた人もいるかと思います。鬩ぎは「せめぎ」と読みます。 何を言いたいのかわかってもらえるように書き進めていくようにしますが、まずは善玉と悪玉についての説明です。 善玉と悪玉についてネット検索すると、善玉菌・悪玉菌、善玉コレステロール・悪玉コレス
新常識の非常識6 1日30食品の真実その3
厚生省(現在の厚生労働省)の国民栄養調査(現在の国民健康・栄養調査)によって、栄養バランスが取れている人が1日に食べている平均食品数が17食品であることが判明したものの、これは栄養摂取の目標として採用されることはありませんでした。 いろいろな食品を1日に食べることをすすめるイラスト図(小学生用)を分類してみると以下のようになります。 「穀類(ご飯、パン、麺類)、野菜(淡色、緑黄色、葉、
セカンドステージ40 2040年問題の対応
少子高齢化は進むところまで進み、これまで働き手の中心と考えられていた重要な年齢層が、そのまま高齢者になる時代が、いよいよ間近に迫ってきました。 “間近”といっても、本格化するのが2040年で、あと15年もあると考える人がいる一方で、もう15年しかないと大慌てをしている人も少なくありません。 私どもは後者のほうで、大慌てで対応をしようとしています。 2040年のあとに問題をつけて「
発達特性8 諦めない支援
“発達”は、成長して以前より強く大きくなる(たくましくなる)ことを指していて、普通に使われているなら、とてもよい言葉です。ところが、一部では“発達”は、たくましくなることではなくて、それを諦める場面で使われることがあります。 発達特性がある子どもの支援に関わっていると、それを感じさせられることがあります。 発達特性のある子どもの保護者が「うちの子は発達だから」と口にする例は多々あります
1月27日の記念日
「船穂スイートピー記念日」JA岡山西船穂町花き部会がスイートピーの本格的シーズンの1月と、いい(1)ふ(2)な(7)おの語呂合わせで制定。 毎月27日:「ツナの日」
日々修行150 FAXとの長い付き合い
日本のデジタル化の遅れを象徴するものとしてFAX(ファクシミリ)があげられています。マイナンバーカードの導入によってデジタル化を一気に進めていこうとして、さまざまな手続きが行われる中、最も手続きの遅れに影響したのはFAXでした。 マイナンバーカードの書類に書き込まれた内容は、その場でデータ化されて、そこから先はデータのやり取りで進められているのかと思っていたら、書類の内容は窓口の役所からFA