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発達障害サポーター42 社会的大変化に発達障害は対応できるのか

発達障害者は、今後さらに進んでいく少子高齢社会では貴重な人材とされています。特にIT業界では人材不足は深刻な問題で、現在でも不足しています。それに加えて超高齢化社会で期待される海外の人材がコロナ後であっても期待できないことから、医療・福祉人材としても発達障害がある人への期待が高まっています。 その人材となってもらうためには、一定の知識と技術は必要です。最先端の技術を身につけている必要はなくて、サ


学習支援56 自閉症スペクトラム障害と注意欠陥・多動性障害自閉症の特徴

学習のモチベーションを高めるための理解として、自閉症スペクトラム障害と注意欠陥・多動性障害自閉症の特徴について紹介します。 自閉症スペクトラム障害は、集中力があり、対人関係には苦手なところはあるものの、図形や文字、物のほうに関心が強いところがあります。見通しが立たないことには不安が強く、取り組みにくいところがあるのですが、見通しが立つと強い意志をもって取り組むことができるようになります。 あい


発達栄養4 自律神経調整の研究

人間の生活のリズムは自律神経によって整えられています。自律神経は呼吸、血液循環、体温調節、消化、吸収、排泄、内臓の働き、免疫、生殖などの機能をコントロールするために24時間働き続けている神経系です。昼間や活動しているときに活発に働く交感神経と、夜間やリラックスしているときに活発に働く副交感神経の2種類があって、身体の機能を調整しています。 自律神経の働きは波のような強弱があり、交感神経の働きが盛


サプリ概論151 L‐カルニチンで体脂肪は減らせるのか

L‐カルニチンが代謝促進成分であることがわかると、脂肪細胞の中に蓄積されている体脂肪を減らす効果が当然のように期待されます。体脂肪は中性脂肪のことで、貯蔵型の脂肪となっています。脂肪の最小単位は脂肪酸です。3個の脂肪酸が結びついたのが中性脂肪で、結合役をしているのはグリセロールという油脂の構成成分です。 3個の脂肪酸と1個のグリセロールが結びついたものはトリグリセロールといい、この和訳が中性脂肪


認定講習の諺もじり6「腐ってもタイアップ」その2

日本メディカルダイエット支援機構は、メディカルダイエットを冠した資格認定ができる団体という利点を活かした講習を実施しています。基本的にはダイエットに関わる講習での認定としているのですが、中にはメディカルダイエット美容インストラクターとかメディカルダイエット若返り指導士という名称での依頼をされたこともあります。せめてメディカルダイエットサプリメントアドバイザーとかメディカルダイエットスポーツインスト


脳の健康寿命63 寝ている間に減るたんぱく質を補充

脳の神経伝達には神経伝達物質が必要です。全身の細胞で発生したエネルギーは、その細胞の中でしか使われません。それぞれの細胞は、発生したエネルギーを使って生化学反応を起こして、細胞本体の働きをしています。神経細胞は、他の細胞に情報を伝達していますが、そのときにはエネルギーが伝わっていくのではなくて、神経細胞の端から神経伝達物質が放出されて、隣り合った神経細胞が神経伝達物質を受け取ることによって情報が伝


サプリ概論150 L‐カルニチンと有酸素運動の組み合わせ

代謝促進成分のL‐カルニチンがサプリメントとして摂取できるなら、これまでの生活を続けたままL‐カルニチンを補えばよいと考えられがちです。しかし、L‐カルニチンの役割は脂肪酸を細胞のミトコンドリアに通過させることです。ミトコンドリアに取り込まれる脂肪酸が増えるだけでも代謝が高まるものの、脂肪酸の取り込み量に応じて自動的にエネルギー産生が高まっていくわけではありません。 脂肪酸が多く取り込まれても、


Medical Diet77 やせるための和菓子

和菓子は洋菓子と比べると、同じような甘さであってもエネルギー量は少なくなっています。甘さの元と主には砂糖で、エネルギー量の差は脂肪に関係しています。砂糖のエネルギー量は1gあたり約4kcalですが、脂肪は1gあたり約9kcalと2.25倍の差があります。 ショートケーキ(150g)は約400kcalのエネルギー量があり、同じエネルギー量ではアイスクリーム1個なら155g、メロンパン(120g)で


発達栄養3 発達栄養の特徴

発達障害児を対象とした発達栄養が期待の割に進まなかったのは、発達障害の特性があげられます。同じ子どもに、いくつかのタイプの発達障害があることも珍しくなくて、個人差が非常に大きいという特徴もあります。また、複数の状態が重なり合って現れることもあり、そのために発達障害の状態を明確に分けることが難しく、定型的な答えが導きにくいことが大きく関係しています。 同じ偏食であっても状態は細かく分かれており、感


サプリ概論149 代謝促進の補助としてのL‐カルニチン

L‐カルニチンは代謝促進成分として優れたもので、かつては医薬品成分であったものが、食品成分としても使用することが許可されて、今では代謝促進サプリメントの雄となっています。全身の細胞の中にはエネルギー産生器官のミトコンドリアがあり、この中に脂肪酸が取り込まれるときにはL‐カルニチンが必要になります。脂肪酸はL‐カルニチンと結びつかないとミトコンドリアの膜を通過することができないからです。 L‐カル