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サプリ概論105 ミネラルの摂取量15
マンガンは骨の発育に必要なミネラルですが、他にも糖質と脂質の代謝、抗酸化などの多くの酵素反応に関与しています。 1日の目安量と許容上限量については「日本人の食事摂取基準」(2020年版)に掲載されています。マンガンの男性の目安量は年齢によって異なります。 〔男性:マンガン目安量〕 1〜2歳:1.5mg、3〜5歳:1.5mg、6〜7歳:2.0mg、8〜9歳:2.5mg、10〜11歳:3.0mg
学習支援7 学習障害の特性①識字障害4
識字障害の例について、前回に続いて簡単に解説をします。 *音読より黙読が苦手 文字と音の変換がスムーズにいかないために音読が苦手な子どもがいる一方で、音読は目から入ってきた文字情報と音で聞こえたことの両方が情報源となって記憶に残りやすいという子どももいます。自分で声を出して読むよりも、周囲の子どもと一緒に読むことで視覚と聴覚の両方の情報が強くなり、覚えやすくなることが多くなっています。黙読は視
ポストコロナ「喉元過ぎれば暑さ寒さも彼岸まで」2
今回のテーマは「喉元過ぎれば熱さ忘れる」と「暑さ寒さも彼岸まで」を組み合わせた言葉で、意味を問われても何を言おうとしているのかわからない、単に言葉遊びと思われても仕方がないことです。前回は「喉元過ぎれば熱さ忘れる」について本来の意味するところについて触れましたが、それを受けて今回は「暑さ寒さも彼岸まで」について触れていきます。 彼岸は春分と秋分の中日の前後3日ずつの合わせて7日間を指していて、夏
健康食品はいつ摂っても効果があるのか1
健康食品は、あくまで食品であるので、いつ摂ってもよいとされています。しかし、研究が進む中で最も吸収されやすいタイミングが明らかになっていますが、製品の摂取タイミングを表示することは薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)で禁止されています。 薬機法では医薬品と健康食品を混同して、本来なら医薬品を使用すべき人が誤って健康食品を病気の改善に使うのを防ぐことを目的として
健康ウォーキング55 白筋と赤筋を意識した歩き方
筋力は一般には大きな力を出す筋収縮力が注目されますが、それ以外にも筋持久力と筋代謝力があげられます。筋収縮力が短時間に大きな力を発揮する筋肉の力であるのに対して、筋持久力は一定の力を長時間に渡って発揮する筋肉の力を指しています。発揮される力が違っていることから、そのために主に使われる筋肉の種類も異なります。 筋収縮力に大きく影響するのは白筋で、白筋は速筋とも呼ばれます。白筋は白い色をした筋繊維で
発達栄養学207 体育、保健体育での食に関する指導・小学校1
文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは体育、保健体育の小学校の食に関連する内容を紹介します。 ア 目標 体育や保健の見方・考え方を働かせ、課題を見つけ、その解決に向けた学習過程を通して、心と体を一体として捉え、生涯にわたって心身の健康を保持増進し、豊かなスポーツライフを実現するための資質・能力を次のとおり育成することを目指す。 (
ポストコロナ「喉元過ぎれば暑さ寒さも彼岸まで」1
苦しかったことや辛かったことも、その時期を過ぎてしまえば忘れてしまうことはよくあることで、コロナ禍で死ぬような思いをした人であっても、これからは前のようなことはないだろうと考えてしまうと、特段の対策をしないということで、今回は「喉元過ぎれば熱さ忘れる」という諺(ことわざ)をもじった「喉元過ぎれば暑さ寒さも彼岸まで」を用いてコロナ後を考えていきます。 元となっている「喉元過ぎれば熱さ忘れる」は、と
脳の健康寿命13 脳の機能を高める腸内環境調整
腸内細菌の善玉菌は酸性環境で増殖しやすく、悪玉菌は酸性度が下がると増殖します。つまり、善玉菌が増えると腸内は善玉菌が増えやすく、悪玉菌が減りやすい環境になり、悪玉菌が増えると腸内は悪玉菌が増えやすく、善玉菌が減りやすい環境になります。腸内細菌の総数はほぼ決まっているため、善玉菌が増えた分だけ悪玉菌が減っていきます。腸内環境がよい状態では、腸内細菌は「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」の割合となってい
サプリ概論104 ミネラルの摂取量14
銅は約10種類の酵素の活性に必要で、さまざまな働きを生体内でしています。赤血球のヘモグロビンの合成に必要であることから貧血予防には欠かせません。抗酸化作用がある酵素の構成成分であることから活性酸素対策には欠かせないミネラルです。また、免疫細胞を産生する酵素の構成成分ともなっています。 1日の目安量と許容上限量については「日本人の食事摂取基準」(2020年版)に掲載されています。銅の女性の推奨量は
学習支援6 学習障害の特性①識字障害3
識字障害の例について、前回に続いて簡単に解説をします。 *形の似た文字を間違って読む(“め”と“ぬ”) ひらがなの文字は形を認識して、その読み方と合わせて記憶として蓄積されていきます。形を正確に認識する機能が充分に働いていないと、細かな部分までの記憶ができず、似た形の文字が混同するようになります。“め”と“ぬ”のほかに、“わ”と“れ”、“ろ”と“る”、“ま”と“も”も混同しやすいひらがなです。