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記念日11月10日〜16日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 11月10日 パナソニックが頭皮ケアの重要さをアピールすることを目的として、いい(11)頭(10)皮の語呂合わせで「いい頭皮の日」と制定。全日本断酒連盟が1963年の11月10日が設立記念日で、もう飲ベンバー(ノヴェンバー=11月)、酒、止まる(10日)の語呂合わせで「断酒宣言の日」と制定。デロンギ・ジャパンがヒーターを準備して寒い冬を暖かく過ごしても


発達栄養学16 代謝が進むほど活性酸素が発生する

細胞の中のミトコンドリアは酸素を使ってエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)を産生していることから、ミトコンドリア内でエネルギーが作り出されるときに活性酸素が発生します。その量は取り込まれた酸素のうち2〜3%にもなります。活性酸素はプラスとマイナスの電子のバランスが崩れた酸素のことで、細胞の電子を奪うことで細胞を破壊したり、細胞内の遺伝子(DNA)を傷つけたりしていきます。 ミトコンドリア


身体には活性酸素を消す酵素がある

活性酸素が身体の中で発生することはできません。それを防ぐことができないなら、発生した余分な活性酸素を消去する方法を考えることが重要になります。 活性酸素を消去する酵素は、身体に備わっています。それは、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)、グルタチオンペルオキシターゼ、カタラーゼの3種類の酵素です。 SODは体内で活性酸素が発生すると、すぐに欠けているマイナス電子を与えて過酸化水素に変える働


学習障害15 感覚過敏の聴覚過敏が与える学習への障害

感覚過敏の聴覚過敏の特性としては、以下のことがあげられています。 ・音が大きく聞こえる ・大きな音が苦痛 ・拍手の音が苦痛 ・特定の音や声が苦手(スピーカーやマイク、金属音、サイレン、雷、花火、赤ちゃんの泣き声、怒鳴り声など) ・赤ちゃんや子どもの泣き声が脳をつんざくように響く ・BGMがうるさく感じる ・騒々しい場所では集中できない ・喫茶店や人ごみのざわざわする音と目の前の人の


糖尿病の糖化で活性酸素が発生する

血液中には、活動のためのエネルギー源になるブドウ糖が流れています。ブドウ糖は、食事で摂った糖質が分解されたもので、活動をしたときに細胞に取り込まれて、効率よくエネルギーとして使われています。血液中のブドウ糖は血糖と呼ばれます。糖尿病やダイエットで耳にすることがある血糖値というのは、血液中のブドウ糖の割合を示しています。血糖値が高ければブドウ糖の量が多く、低ければブドウ糖の量が少ないことになります。


発達栄養学15 エネルギー代謝の中心のミトコンドリアの役割

全身の細胞の中で作り出されるエネルギーは身体を動かすだけでなく、脳の機能、神経伝達にも使われます。それぞれの細胞で作り出されたエネルギーは、その細胞の中だけでしか使われないので、全身の機能を高めるためには、全身の細胞のエネルギー代謝を高める必要があります。 人間の身体は60兆個以上の細胞からできています。それぞれの細胞の中にはミトコンドリアというエネルギー生産の小器官があります。ミトコンドリアは


自律神経の調整が乱れると健康被害が発生する

自律神経の調整が正常に行われていれば、活動と休養のタイミングに合わせて全身の機能が保たれているわけですが、自律神経の調整に乱れが生じると、安静にしていなければならないときにも心臓の鼓動が高まり、興奮をして休めない、眠れないという不調が起こるようになります。 胃腸の状態では、食事をしたあとにはリラックス状態になって胃液や胆汁が多く分泌され、消化されたものを的確に吸収されるようにしなければならないわ


学習障害14 感覚過敏の視覚過敏が与える学習への障害

感覚過敏の視覚過敏の特性としては、以下のことがあげられています。 ・光や白いものをとてもまぶしがる ・フラッシュを嫌がる ・特定の色のものがとても苦手(黄色が苦手、緑色で落ち着く) ・色の組み合わせでとても苦手なものがある ・反射や回っているものをずっと注視している ・人ごみなど動くものがたくさん目に入るとすごく疲れる ・テレビやパソコン、スマホの画面から目を反らす 視覚過敏の特性


ストレスは血流を乱して脳の働きを乱す

ストレスが高まると、興奮ホルモンのアドレナリンが分泌され、呼吸数と心拍数が増え、血圧が上がり、末梢血管が収縮する、といった身体の変化が起こります。ストレス状態は自律神経の交感神経の働きを活発にさせます。交感神経の働きが活発になって、興奮状態になったときには全身の働きが活発になることで細胞でのエネルギーの発生量も多くなり、活性酸素が多く発生するようになりますが、中でも特に活性酸素を発生させるのは末梢


発達栄養学14 食事から摂らなければならない必須栄養素の意味

“完全栄養”という言葉があります。その食品に含まれている栄養素だけを摂っていれば生きていける食品を指していますが、人間にとって、そんな便利な食品は存在していません。猿から進化してピテカントロプス(ジャワ原人または直立原人)になったときに、一番大きく違ったのは食べ物の種類です。動物は一定の食品を食べるだけでも生命維持をすることができますが、人間は何でも食べなければ生きていけない“雑食”になりました。