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学習障害7 記憶は睡眠中に蓄積される

学んだことは脳の中に蓄積されると一般に言われていますが、頭に詰め込むように勉強をすれば脳に蓄積されるわけではありません。頭を使って覚えたことは、起きている間は脳の中の入ったことは整理されているわけではなくて、机の上に散らばって乗せられているような状態になっています。 記憶するのは大脳の細胞で、脳が入力された情報を受け取る記銘、それを保つ保持、必要に応じて呼び出す想起の3ステップで行われています。


発達栄養学7 代謝に影響する水溶性ビタミン

糖質、脂質、たんぱく質がエネルギー源として代謝に使われるときには、水溶性ビタミンが使われています。水溶性ビタミンは一つとして欠かすことができないので、その特徴と何を食べればよいのかを知っておくことが大切です。ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂については前にも紹介しましたが、改めて掲載しています。 ビタミンB₁はチアミンとも呼ばれています。糖質のエネルギー代謝に必要な補酵素と


紫外線を浴びるだけで活性酸素が発生

肌の老化の最大の原因は加齢によるものと考えられがちですが、実際には紫外線を浴びることによる“光老化”が肌の老化の80%以上を占めています。光を受ける時間が長い顔から首にできるのが光老化によるシワで、加齢によってできるのは背中や腰、腹などのシワとなっています。 紫外線を浴びると皮膚(表皮)で多量の活性酸素が発生します。紫外線は英語ではウルトラバイオレット(Ultra Violet)といいますが、こ


学習障害6 算数障害の例を知って対応を考える

算数障害は算数問題を解くことに困難があることを指します。計算障害とも呼ばれ、数量のイメージができなかったり、数量のイメージと数字を一致させることがうまくいかないことがあります。そのために、加減乗除(+−×÷)の操作(計算)がうまくいかなくなります。計算のほかに図形や空間の認知、数学的推論などでも困難をきたすことがあります。全体的な知能には大きな遅れはないものの、他の教科に比べて不自然に習得が遅れる


発達栄養学6 代謝に欠かせないビタミンの働き

ビタミンは、三大栄養素の糖質、脂質、たんぱく質とは違い、身体の構成成分ではなく、エネルギー源としても使用されません。生体内の代謝、生理機能に対して補酵素として作用する有機化合物で、微量の必須栄養素となっています。不可欠なビタミンとして13種類があり、どれも不足すると欠乏症を引き起こします。ビタミンは性質によって脂溶性ビタミン(4種類)と水溶性ビタミン(9種類)に分類されます。 脂溶性ビタミンは、


ダイエットと活性酸素の関係

体脂肪として脂肪細胞に蓄積されている中性脂肪は固定されているものではなく、運動や身体を動かすことでアドレナリンが分泌されると、中性脂肪は分解されて、脂肪酸が血液中に放出されます。肥満と判定されるほど太っている場合には、運動や身体を動かしたときだけでなく、常にアドレナリンが分泌されていて、脂肪細胞の中の中性脂肪は分解され続けています。 体脂肪は、内臓脂肪と皮下脂肪に大きく分けられています。内臓脂肪


学習障害5 書字障害の例を知って対応を考える

学習障害の書字障害は、周囲と違った文字を書くことから気づきやすいのですが、これを不器用と勘違いして、繰り返し文字を書いていれば直っていくと思われがちです。しかし、書字障害は慣れによって徐々に改善していくことはあるものの、直すように強制されながら繰り返すことが精神的な負担を高めて、書くことが嫌いになってしまうこともあります。 書字障害は文字を書いたり、文章を綴ったりすることに困難があるものです。バ


発達栄養学5 エネルギー代謝を理解するためのビタミンB群の基礎知識

全身の細胞のミトコンドリアの中のTCA回路でエネルギーを作り出すために必要なビタミンB群のビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂には、それぞれ特性があり、一つの食品だけを食べれば摂取できるというものではありません。また、ビタミンB群は水溶性の性質があるため、細胞内で長く保持されず、毎日食事から摂る必要があります。 ビタミンB₁は、チアミンとも呼ばれています。糖質のエネルギー代謝


エネルギー消費が多くなるほど活性酸素が発生

エネルギーを作り出しているミトコンドリアのTCA回路は、ブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸をエネルギー源として用いて、酸素を充分に活用して完全燃焼が行われている場合には活性酸素は発生しにくいのですが、酸素不足や燃焼を補助する働きの補酵素が不足して不完全燃焼になると活性酸素が多く発生するようになります。三大エネルギーの糖質、脂質、たんぱく質を摂りすぎて血液中のブドウ糖や中性脂肪が多くなりすぎると、TCA回路


記念日10月27日〜11月2日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 10月27日 1931年10月27日に走り幅跳びの南部忠平、三段跳びの織田幹雄が日本人として初めて世界記録を樹立したことから「世界新記録の日」と制定。 10月28日 鰹節の燻乾カビ付け製法を考案した江戸時代の紀州藩の漁民・角屋甚太郎の命日の1707年10月28日にちなんで太鼓亭が「おだしの日」と制定。 10月29日 日本食鳥協会が国産とり肉のPRの