最新情報
健康寿命延伸のための提言16 提言のエビデンス1喫煙・受動喫煙2
国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。提言のエビデンスの解説(第2回)を紹介します。 高血圧を有さない男性を14.5年間追跡した研究
コロナ禍の現状から考える将来への備え
新型コロナウイルスの感染拡大によって、「住民の安全と健康を守る」ための施策を求める声が高まっています。新型コロナウイルス感染症は外出自粛と三密回避の住民の自主努力によって感染拡大を抑える効果が認められたものの、自宅で長く過ごすことによる運動不足、過食や過飲(飲酒)、特定健診の受診率の低下、医療機関の利用減少などから、住民の生活習慣病や認知症の増加、健康寿命が短くなることが強く懸念されています。
学習障害88 男と女で異なる右脳と左脳のバランス
脳を大きく分けるときには二つの方法があります。一つは脳幹、大脳辺縁系、大脳皮質に分ける方法で、脳幹は自律神経をはじめとした生きるために必要な機能、大脳辺縁系は本能や情動、欲望を感じる機能、大脳皮質は考える機能とされています。 大脳皮質は前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉に大きく分類されていて、それぞれ機能が異なります。例えば、目から入ってきた視覚情報は後頭葉に届き、側頭葉に蓄積されている視覚記憶と照
発達栄養学と教育栄養学の違い
日本メディカルダイエット支援機構のWEBサイトの最新情報は、その名の範囲を超えて、テーマを定めた最新のコンテンツを提供しています。これまでに新型コロナウイルス感染症、発達障害、日本人の体質、ウォーキングなどの情報をまとめて提供してきて、今は発達栄養学、学習障害、健康寿命延伸のための提言の情報を提供しています。 発達栄養学は、発達障害児が健全に成長するための栄養学で、発達障害児は国内に10%は存在
発達栄養学88 肉と魚のバランスのよい食べ方
栄養バランスが取れている食品としては、肉、魚、卵、大豆・大豆製品があげられます。これだけ食べていればよいという意味でのバランスが取れている食品ではなくて、アミノ酸のバランスのことを指しています。肉、魚、卵、大豆・大豆製品などはたんぱく質が豊富に含まれている、いわゆるたんぱく源ですが、たんぱく質は20種類のアミノ酸によって構成されています。その20種類のアミノ酸がすべて含まれていて、しかも充分な量が
健康寿命延伸のための提言15 提言のエビデンス1喫煙・受動喫煙1
国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。提言のエビデンスの解説(第1回)を紹介します。 喫煙は、さまざまな疾病との関連が、これまで指摘
学習障害87 異音異議語は面白い47
同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、ら行の“ら”から始まる異音意義語、“り”から始まる異音意義語、わ行の“わ”から始まる異音意義語です。 来日「らいじつ」今より後に来る日。近い将来。「らいにち」外国人が日本の来ること。 礼拝「らいはい」神仏の前に低頭・合掌して恭敬の意を表すこと。「れいはい」神仏などを拝むこと。 落書「らくがき」門や壁など書いてはいけない場所にいたずら書き
ダイエットに元々“やせる”という意味はない
ダイエットというと、やせること、運動をして体重を減らすこと、という意味で使われることが多くなっています。私たちの特定非営利活動法人(NPO法人)は日本メディカルダイエット支援機構という名称で、“ダイエット”を掲げていることから、ダイエットの専門団体だと思われがちです。というよりも“勘違い”をされています。私たちが主張しているのは「正しいと思ったことを正しく進めていく」ということで、ダイエットの元々
発達栄養学87 飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸で変わる血液の流れ
脂肪は油脂とも呼ばれています。油脂は常温で固体の脂肪と、常温で液体の脂肪を合わせたもので、動物性脂肪は一般には“脂”、動物性脂肪の中でも魚油と植物性脂肪は“油”と表現されています。一般に脂肪と呼ばれているのは中性脂肪で、1分子のグリセロールが3分子の脂肪酸を結びついた形になっています。中性脂肪の“中性”は、酸性、中性、アルカリ性の中性には関係がなくて、英語のトリグリセリド(Triglyceride
健康寿命延伸のための提言14 要点9成育歴・育児歴
国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。その要点を掲載します。 〔成育歴・育児歴〕 ◎出産後初期はなるべく母乳を与える。 *母乳を