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健康ベネフィットのウォーキング

ベネフィットは幸せを感じる利益のことで、この前に健康をつけると健康づくりに成功して、幸せになるということを指した言葉となります。健康でなければ幸せと思えることを実施することができないというだけでなく、幸せと感じられる町づくりにも役立てられないということで、健康づくりの幸せと活動の成果による幸せの両方を求めて実施しているのはウォーキングです。「健康ベネフィットという崇高な言葉を持ち出してきた割には歩


専門外のことは慎重に話してほしいのに…

よく知っていることと、知ってはいるものの詳しくとは言えないこと、文章で表現するときに、どちらを確定的に表現するのかというと、ほとんどの人は“よく知っていること”と考えるかと思います。ところが、研究者や専門家の中には、よく知っていることをぼかした感じで言い、よくは知らないことを断定的に言う人がいます。「います」どころか、著明な先生、それも健康に関わる重要なことをメディアに登場して発言している方も目立


ナラタケと認知症予防(再掲)

ナラタケ(楢茸)はハラタケ目シメジ科ナラタケ属に分類される食菌で、日本でも食用キノコとして食べられています。漢方製剤として用いられているのは中国名では天麻密環菌で、天麻はオニノヤガラ(鬼の矢柄)を指します。オニノヤガラはラン科の多年草で、ナラタケに寄生しています。ナラタケはオニノヤガラの塊茎に寄生しています。お互いに寄生して、栄養成分をやり取りしている関係で、オニノヤガラは滋養豊富で、塊茎(土の中


身体の若さに比例して脳の老化も進まなくなるのか

健康づくりのためのウォーキング事業で厚生労働省を訪れたときに「元気な認知症患者を増やさないでほしい」と言われたことがあります。これは身体の健康づくりも大切だけれど、歩くことは脳の機能も向上させるので、そのことも考えてウォーキングをしてほしい、という意味だと認識したのですが、それを言われた当時は介護予防マニュアルでウォーキングの効果が認知症予防に有効だということが発表されたタイミングでした。 身体


がんの予防にウォーキングは役立つのか

がんのリスクは身体活動によって減少させられるというデータがあり、健康雑誌やテレビの健康バラエティー番組にもよく使われています。健康づくりのためにウォーキングをしてほしいと願っている私たちにとってはよい傾向ではあるものの、本当に効果があるのかということになると疑問を感じるようなデータも使われています。それはアメリカのデータで、大腸がんのリスクは確実に低下させ、乳がんと子宮がんのリスクはほぼ確実に低下


健康ツーリズムのオンとオフ

“恩”には “恩”で応えてほしいというのは何においても同じことですが、“恩”のプラスに対してマイナスで返されることがあります。これを私たちは「オンをオフで返す」と表現しています。恩に対しては“仇”(あだ)となるところでしょうが、せっかくスイッチをオン(ON)にしてあげたのに、すぐにオフ(OFF)で切ってくる人もいるのです。 観光地なら季節の名所を楽しむことができるオンシーズン(多くの人が訪れる季


牛肉よりも豚肉のほうが健康によいとされる理由

『日本人の食事摂取基準』では脂肪の摂取割合は全エネルギー源の中で20〜30%とされています。『日本人の食事摂取基準』は5年に1回更新されていて、現在の2015年版と次に予定されている2020年版では20〜30%なのですが、その前の2010年版では20〜25%となっていました。この変化は単純に脂肪を多く摂ってよくなったというよりも、肉類に多く含まれる飽和脂肪酸の割合を7%以下にして、魚類や植物油に多


座ってばかりいると血流量が減る

高血圧症や糖尿病、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症)になると運動をすすめられます。これは血液中のブドウ糖や中性脂肪を減らして血管を丈夫にしようというだけでなくて、血流を盛んにするためのことでもあります。高血圧症、糖尿病、脂質異常症は、どれも血管の老化を進めることなので、進行するほど血流が低下します。それを改善するために、血液サラサラ成分を摂ったりす


食品選びは「まごたちわやさしい」だけでよいのか

「まごわやさしい」という言葉を聞いて、“わ”ではなくて“は”の間違いではないのかと突っ込んでくる人がいます。国語的には“は”が正しくて、孫が優しいほうがよいに決まっている、というような話をしているわけではありません。今どきの子供が好きな「オカアサンハヤスメ」からの反省で言われるようになったものです。「まごわやさしい」の前に「オカアサンハヤスメ」を説明しておくと、オムライス、カレーライス、アイスクリ


足の組み方が歩き方に影響する

椅子に座って脚を組むと楽だからといって、片側の脚の上に反対側の脚を乗せることをしている人がいます。この姿勢で楽になるのは、床に足をつけていると緊張する大腿部の負担が減って、緊張から解放されるからです。大腿部の筋肉が弱っている人ほど脚を組むようになりがちです。脚と足の文字の使い分けですが、足首から先が足で、足首と骨盤の間が脚となります。日本語では使い分けがされずに混同されることが多いようですが、英語