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身体の細胞は60兆個なのか37兆個なのか
腸内細菌は100兆個から300兆個と増えていって、今では1000兆個と言われるようになっています。さまざまな情報源でも1000兆個が登場するようになっていて、どれを採用していいか判断がつかないところでは「100兆〜1000兆個」と曖昧に表現されています。 いきなり余談ですが、文献の中には「100〜1000兆個」と表示しているところがありました。100兆と1000兆個では10倍も開きがあって、これ
腸内細菌は100兆個か1000兆個か
人間の腸内に棲息する腸内細菌の数は、ずっと100兆個と説明されてきましたが、それが300兆個もあると言われるようになり、今では1000個とも言われています。こういったことを聞くと、一つの反応は「そんなにも増えたのか」というもので、もう一つの反応は「前の数は間違っていたのか」というものです。 “100兆個”という数字は、漫才のネタでは「ピッタリ?」というツッコミになるのでしょうが、100兆個の前に
さらにある「大」がついた“異音意義”
「大根」と書かれていたら、一般的には“だいこん”と読んで、アブラナ科の根菜を指します。大根は芸の下手な俳優をあざけっていう語でもあり、また紋所の名でもあります。大根は食あたりしないことから当たらないという意味からつけられたといいます。家紋には大根の絵柄が描かれてします。“おおね”と読むと大根の古称で、このほかに太い矢じり、物事のおおもと、根本、本心を表します。古称ということは“おおね”という呼び名
もっとある「大」がついた“異音意義”
「大分」と書かれていたら、一般的には“だいぶ”と読むところでしょうが、九州の人なら“おおいた”と読むかもしれません。大分は言わずと知れた九州地方東部の県名です。“だいぶ”のほうは、かなりの程度という意味です。今さら書く必要もないでしょうが。 「大手」は“おおて”と読むと城の表門、敵の正面に攻めかかる軍勢、大手筋の略で、将棋の大手も、これです。ところが、“おおで”と読むと肩から手先までを示して、遠
“おお”と“だい”で意味が違う同じ漢字
同じ漢字なのに読み方が違い、意味も違うものとして“大人気”を前に紹介しましたが、複雑な日本語には、まだまだ多くの「異音意義」の言葉があります。落語や歌舞伎、狂言で最後に演じるものは“おおぎり”と言います。漢字では「大切」と書かれますが、落語で“おおぎり”といえば大喜利を思い浮かべる人が多いかと思います。こちらの大喜利は寄席の余興で、座布団を重ねていく人気テレビ番組が有名です。本来は寄席の演目が終了
同じ漢字なのに“おお”か“だい”かで意味が違う
「大」と書いて、“おお”と読むのか“だい”と読むのかは、その後に続く言葉によるということを紹介していて、すぐに別の例を出すのもどうかと思うのですが、そんな大人気(おとなげ)ないことを書かせてもらいます。まずは「大人」ですが、“おとな”と読むと成長した人になり、“だいじん”と読むと徳の高い人、“だいにん”と読むと中学生以上の成人となります。料金の表示に大人と書かれていたら、これは“おとな”ではなく“
大は“おお”か“だい”か
「大金持ちの大豪邸」と書かれていたら、「おおがねもちのだいごうてい」と読むのが普通です。後に続く言葉を見れば、読み間違いをしないのが大人というものです。ここに出てきた「大人」の“大”は“おお”でも“だい”でもありません。大が“おと”で人が“な”ではなく、大が“お”で人が“とな”でもなく、2文字で大人(おとな)となります。 「大人気」と書かれていたら、なんと読むのかということですが、大人が“おとな
元に戻るのは簡単か大変か
ダイエットのリバウンドについての話ですが、「元に戻ってしまった」という表現をする人が少なくありません。リバウンドというと一般には、“ダイエットによって減った体重が元に戻ること”という認識をされていますが、実際には“太りやすく、やせにくい体質になること”です。身体に合わない食事を減らすだけのダイエットをすると体脂肪とともに筋肉も減ってしまい、その後に太ると筋肉が減っている分だけ代謝が低下しているので
「しっちゃかめっちゃか」って何だ?
使い慣れている言葉なのに、どうして、そんな使われ方をしているのかわからないという言葉は、いくつもあります。その中でも、わかりにくくて仕方がないのが、混乱した状態を示す「しっちゃかめっちゃか」です。 NHKのテレビ番組では2つのキャラクターのシッチャカとメッチャカ登場するものがありますが、もちろん、「しっちゃかめっちゃか」は2つの混乱キャラではありません。似たような言葉に「はちゃめちゃ」や「めちゃ
医者と患者の食事の考えの対立
食事療法は治療のために必要な栄養成分の内容を医師が管理栄養士に指示する食事箋に従って実施されます。その内容は治療には絶対に必要なもので、摂るべき栄養素よりも、治療のために禁止される成分のほうが優先されるのは普通にあることです。その普通の考えが、患者が求める食事の内容と相容れないことも、また普通にあることです。患者の食事の好き嫌いではなくて、自分の身体をよくするために必要だと考えているもので、それも