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活性酸素も身体から除去したいものか
活性酸素はプラスとマイナスの電子のバランスが崩れた酸素で、欠けているマイナス電子を他の分子から奪って正常な酸素に戻る性質があります。もともと活性酸素は病原菌などから電子を奪って破壊する免疫機能を持っていますが、多く発生しすぎると人間の細胞からも電子を奪っていくようになります。奪われたところが血管の細胞なら血管が傷つき、皮膚の細胞なら肌の老化を進めることになるわけです。 活性酸素が多く発生して傷つ
デトックスのための腸内環境調整
腸の中に棲みついている腸内細菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌に大きく分けられています。善玉菌はビフィズス菌やフェカリス菌、乳酸桿菌などの乳酸菌類が代表的なものとなっています。悪玉菌はウェルシュ菌や大腸菌、腸球菌、赤痢菌など数多くの種類があります。腸内細菌の総数はほぼ決まっていて、善玉菌が増えると悪玉菌が減り、逆に悪玉菌が増えると善玉菌が減っていきます。日和見菌は善玉菌が増えて腸内環境が酸性に傾くと善玉
代謝を高めるためのデトックス
身体にとって不要な有害物質である毒素は、体外毒素と体内毒素の二つに大きく分けられます。体外毒素は、飲食物や空気と一緒に外部から身体に入ってきた有害ミネラルなどを指しています。体外毒素は汗腺から汗に混じって排泄されるほか、有害ミネラルは皮脂となじみやすい性質があるため、皮脂腺から排泄されます。運動や入浴によって汗をかくだけでは有害ミネラルは排出されにくいのですが、遠赤外線によって身体を深層から温める
有害物質を排出するためのデトックス
体内に入ってくる有害物質をできるだけ排出して、細胞レベルから健康被害を防ぐために注目されているのがデトックス(detox)です。身体の機能は消化・吸収・循環・代謝・排泄に分類されていますが、そのうちの排出がデトックスであり、排出部位としては皮膚が最も広くなっています。だから、汗を大量にかくことをデトックスとしているところもあります。しかし、皮膚から汗として排泄される量は約1%で、便から約75%、尿
品種改良によってマイナスになったこと
品種改良によって栄養価が変わった農産物はホウレン草の他にもあり、トマトは以前にはトマト臭いと表現されるほど味に特徴がある赤系の品種でしたが、色づきが途中の半分が赤く、半分が緑色のトマトも店頭に並んでいました。これはトマトが傷みやすいことから固いうちに収穫して販売していたためですが、後に登場したピンク系の桃太郎は早く収穫しても全体が色づき、甘いことから人気になりました。しかし、ビタミンとミネラルが少
野菜のビタミンとミネラルが減っている
全身の細胞の働きを高めるためには、多くのビタミンとミネラルが使われています。細胞が正常な機能を維持するためにはビタミンとミネラルが豊富な食品を食べ、体内に入ったビタミンとミネラルが効率よく細胞に運ばれて使われるようにすることが必要です。そのためにも知っておきたいのは、食品の栄養低下の実態です。 ビタミンとミネラルが豊富な食品といえば野菜で、中でもホウレン草は栄養豊富な食品として知られています。そ
ポストハーベストは安全なのか危険なのか
無農薬、減農薬についてはガイドライン(特別栽培農産物に係る表示ガイドライン)が農林水産省によって設けられ、この基準が厳格に守られていれば安全性は高く、栽培法を確認して購入することができる、という認識をされています。しかし、無農薬栽培に適した土地、時期、適した栽培回数があり、栽培作業量の増加、生産量の減少、栽培地からの輸送距離などから、どうしても価格は高くなります。食材を購入して調理するなら、無農薬
なぜ農薬は人間の細胞にダメージを与えるのか
日本人の体質の弱点をカバーするためには、それぞれの弱点となっている臓器や器官の働きに注目して、その対策を講じることも大切ではあるのですが、最も重要で根本的な対策はすべての細胞の一つひとつを正常に働かせることです。そのためには細胞の働きに必要な栄養成分が充分に取り込まれるようにすることと同時に、細胞の働きを低下させるようなものは、できるだけ体内に入れないようにすることが求められます。 食品に含まれ
体温が高まるほど健康になれるのか
日本人は歴史的に動物性のたんぱく質と脂肪を多く摂ってこなかったことから、これらを消化する能力が低くなっています。特に脂肪を乳化して吸収しやすくする胆汁の分泌量が少なく、高齢になると胆汁の不足から肉が若いときのように食べられなくなるという人も多くなっています。 細胞の中で起こる生化学反応は、36.6~37.0℃前後と一定の温度の条件で活発に起こるようになっている。体温が高めの人ほど、血液が温かく内
代謝はエネルギー産生を高めることか
日本人は体質的に弱点があり、それを解消することが健康づくりには重要であるということは以前から述べられてきたことです。体質については、このWEBサイトの「日本人の体質」で説明しています。体質というのは、ある意味では便利な言葉で、医学的によくわからないことであっても「体質のせい」という言葉で済まされることがあります。しかし、細胞レベルでの代謝の研究を進めていくと、体質の違いは代謝の差が大きく関係してい