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肝臓が悪い人は“肝臓を食べろ”は本当か

肝機能が低下して解毒・分解などの能力が低下している人は「ウコンを飲めばいい」というのは、半分本当で半分間違いという考えがあります。ウコンは肝臓でのアルコールの分解を進める作用があるので、飲酒する人には有効であっても、アルコール飲料を飲めない人はウコンが肝臓内に残り、これが肝臓に負担をかけます。ウコンは漢方薬の原料の鬱金で、薬を分解するのに肝臓に負担がかかるので、かえってよくないというわけです。


桃太郎ときんたろうで脳トレの健康音楽指導

桃太郎と金太郎で脳トレの健康音楽指導 認知症の急増を背景に脳トレが大流行しています。懐メロを歌ったりして脳の使わなかった部分を刺激するのが脳機能の低下防止によいといわれていますが、やっているうちに慣れてきて、だんだん効果が薄まってきます。そこで、別の方法に完全に切り替えるということもやられていますが、そうではなくて別の方法を少し入れて再び元の方法に戻るという方法があり、これによって脳の刺激を


レプチンが増えればやせるのか

NHKの特集番組「人体」で脂肪が取り上げられてから、レプチンに関する質問が増えました。番組の中で詳しく紹介したので、基本的な質問ではなく、どうすれば体内のレプチンを増やすことができるのかということを聞かれることが多くなりました。レプチンは食欲を抑えるホルモンで、脂肪細胞から分泌されます。脂肪細胞の中に蓄積される脂肪(中性脂肪)が多くなると、レプチンが多く分泌されるようになり、食欲にストップがかかっ


歯磨きの後の舌磨き

「マヌカハニーのテレビコマーシャルをやっていますね」というメールがありました。健康情報をやり取りしているメディア関係者からですが、テレビで流れているのは“まろやかハニー”です。ヤクルト菌を用いた飲料にハチミツを加えたもので、2017年10月から2018年の1月までの限定発売と聞いています。メールをしてくれた方は、口の中の環境の胃の中の環境、さらに腸の中の環境のためにとニュージーランド産のマヌカハニ


口の動き見え方と言葉の伝達が一致しない

目に見える口の動きと耳に聞こえる言葉にズレを感じるという症状は、患者数としては、それほど多くはないのですが、年を重ねてから現れるようになると、これまでの長い年月で、まったく経験がないことを見るために、生活に特に不便はなくても気分がよい状態ではなく、気にしないようにしてもストレスはたまる一方となります。それを62歳を過ぎてから実体験することになった日本メディカルダイエット支援機構の理事長は、「そのう


インターバル速歩とインターバルウォーキング

日本メディカルダイエット支援機構が実施しているインターバルウォーキングと、メディアにも登場するインターバル速歩は同じものなのか、という質問を受けることが多くなりました。その返答を簡潔にすると、「同じ部分もあり、違っているところもある」となります。同じ部分というのは、早歩きと普通の速度での歩きを繰り返すことです。違っているところは、インターバルウォーキングは均一的な歩行法ではないということです。


長鎖脂肪酸は高級な脂肪酸なのか

「高級な脂肪酸は、どこが高級なんですか」という質問をセミナーでされたことがあります。ダイエットに関わるセミナーでのことで、脂肪酸の種類によって身体によいものと、よくないものに分けて考えて摂るべきだという話をしたのですが、そのときに高級脂肪酸という名前を聞いたことがあって質問をしたようです。高級な脂肪酸を摂っていれば健康によいのではないか、という考えがあってのことでした。 脂肪酸は、炭素、水素、酸


代謝がよいほど代謝水の量が増えるのか

細胞の中でエネルギー代謝が起こると代謝水が発生します。代謝水というのは、細胞のミトコンドリア内にあるTCA回路の中で糖質や脂質が燃焼してエネルギー物質のATP(アデノシン酸リン酸)が発生するときに、代謝物として二酸化炭素とともに発生する水です。一般には1日に200mlの代謝水が作られているといわれ、ほとんどの書籍やWEBサイトには、この数字が出てきます。 それは本当なのか、という質問が雑誌記者か


インスリン抵抗性の改善にたんぱく質制限?

全国紙の記者から「インスリン抵抗性を改善するには、たんぱく質制限が必要なのですか?」との質問を受けました。なぜ、こんな質問をしてきたのかというと、調剤薬局でもらった糖尿病の食事療法のパンフレットに、そのようなことが書かれていたからとのことです。それをデータで送付してもらったところ、製薬会社が発行しているもので、その中に「たんぱく質や塩分はインスリン抵抗性に悪影響を与える」と書かれていました。インス


シャワーと自律神経の関係

日本メディカルダイエット支援機構では、入浴と食事のタイミングによる効果的な体脂肪コントロール法について研究して、スポーツ選手など体脂肪の調整が必要な人の指導に用いています。特に効果があるのは夕食とのタイミングで、昼間には自律神経の交感神経がメインで働いていますが、夕方以降は副交感神経がメインとなります。夕食前の時間帯は交感神経と副交感神経の切り換えのタイミングとなっています。 糖質のブドウ糖に反