Diet Designer2 食事を減らさずにエネルギー産生を増やす

ダイエットの基本は、食べる量を減らすか、運動量を増やすことだと一般には考えられています。もちろん、食べすぎの場合には標準的なところまで減らすことは必要となるものの、それ以上に減らすことはメディカルダイエットでは求めていません。
メディカルダイエットは、日本メディカルダイエット支援機構が提供するダイエットではあるものの、名称が一致しているから、私たちの手法がメディカルダイエットだと主張しているわけではありません。生理学研究に基づいたエネルギー代謝科学を実践するための方法がメディカルダイエットで、そのために食事と運動、食事と休養、運動と休養の組み合わせによる無理なく無駄のない方法を研究して提供してきました。
こうしたメディカルダイエットを普及するのが日本メディカルダイエット支援機構で、“支援”とうたっているのは私たちが直接支援することを拒否しているわけではないものの、ダイエット希望者に対して支援する人を支援することを目指しての命名です。
メディカルダイエットは、標準的な食事量の人に、それ以上に減らすようなことを求めていないのは、エネルギー代謝科学の考えがあるからです。必要となる摂取エネルギー量を下回れば、それを補うために体脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)が使われるので、脂肪細胞の中に蓄積されている脂肪が減ってくるのは当然のことです。しかし、このときには大きなエネルギーは発生していません。
私たちが求めるのは、必要なエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を摂取して、それを全身の細胞の中のミトコンドリアでエネルギーを多く作り出すことです。このエネルギー産生にはビタミン、ミネラル、代謝促進成分が多く使われます。食事量を減らして、これらの成分が不足したのではエネルギー代謝が低下してしまいます。
エネルギー代謝はエネルギー源からエネルギーを作り出すだけでなく、作り出されたエネルギーを使って身体に必要なもの(身体の構成成分、ホルモン、神経伝達物質など)を多く作り出すことが大きな目的となっています。だから、食事量は減らさずに、運動を増やすことによってエネルギーを多く作り出す方法を提供しているのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)