029 L‐カルニチンはたんぱく質と相性がよい

L‐カルニチンは水溶性の性質のために、空腹時に摂っても食後に摂っても同様に吸収されます。空腹時に摂らないと分解されるα‐リポ酸、食後に摂らないと吸収されないコエンザイムQ10とは違って、使いやすいサプリメント成分となっています。ただし、L‐カルニチンは条件によって吸収率が異なります。
L‐カルニチンは肉に含まれる成分で、特に羊肉には多く含まれていますが、動物性たんぱく質との相性がよく、動物性たんぱく質が多く含まれる肉や魚、卵、乳製品と一緒に摂ることで多く吸収させることができます。そのため、水溶性だから、いつ摂ってもよいということではなく、胃の中に動物性たんぱく質がある食事の後に摂ることがすすめられます。
このことを示す簡単な試験として、白米だけ、卵だけ、白米と卵の卵かけご飯の3つの食べ方でL‐カルニチンを摂ってもらったところ、卵だけが最も吸収率が高く、白米だけでは吸収率が低く、卵かけご飯では中間の吸収率となりました。この試験を実施した広く発表したのは、日本メディカルダイエット支援機構の副理事長です。