血糖値が高い人は中性脂肪の値も高い傾向があります。血糖値が高い人は短い時間でのウォーキングの繰り返しがよいことが知られています。また、中性脂肪値が高い人は長く歩いたほうがよいという話もされます。では、両方ともに数値が高い人は、どんな歩き方をすればよいのか、という疑問は当然のように浮かんできます。それを解決してくれるのが、日本メディカルダイエット支援機構がすすめているインターバルウォーキングです。
通常のインターバルウォーキングは速歩と普通歩行を交互に行う歩き方をしますが、速度を変えながら歩くのは基本的には同じです。どこが違うのかというと歩く時間の長さです。速歩というと、学校や職場に遅れそうというので走らないまでも必死になって早く歩くことを指しているのですが、そこまで早く歩くことはなくて、歩幅を広げて勢いよくという感じでスタスタ歩きをします。この少し呼吸数が増える歩き方を10分間続けます。
このあとにも同じ歩き方をすると、脂肪燃焼が中心に切り替わって、歩くほど脂肪がエネルギーとして使われて中性脂肪値も下がって行きます。しかし、歩き慣れていない人、運動が苦手な人の場合には20分も30分も続けて歩くというのは大変です。脂肪燃焼に切り替わってからは無理に早く歩くことはなくて、少し元気に歩くという程度のウォーキングでも脂肪の燃焼は盛んになります。だから、速度を上げてハードにすることはなくて長めに歩くことを目指して20分間のウォーキングをします。
これを終えたら、休みを入れます。運動を終えてからも30分ほどは脂肪分解酵素のリパーゼが活性化されていて、身体を休めていても脂肪の分解は続き、燃焼も続いています。そして、まだ余裕があるという人は30分間の休息のあとに、速歩を10分、普通歩行を20分繰り返します。