152 朝スムージーと夜スムージーの効果の差

スムージーは、おやつ代わりやデザートとして飲まれているものもあるのですが、ダイエットに効果があるとして人気があるのはグリーンスムージーです。これは緑色の葉野菜に他の野菜を加えて、飲みやすくするためにフルーツをプラスして、水を入れてミキサーでスムージー状にしたものです。野菜の細胞壁が破壊されて、その中にあるビタミン、ミネラルが吸収されやすい形になっています。グリーンスムージー以外を摂らないという置き換えダイエットとして活用している人が多くなっていますが、置き換えにするなら朝のほうが効果的です。というのは、ビタミンとミネラルが代謝を高め、植物の色素に含まれるポリフェノールが日中に浴びる紫外線によって発生する活性酸素を消去してくれるからです。
夜に置き換えをすると、翌日の朝食までの空腹時間が長くなって、栄養不足になってしまうので、スムージーを飲むなら完全な置き換えではなく、夕食の量を減らして、スムージーを飲むようにします。これなら夜の食べすぎを抑えることができます。朝のスムージーでなければいけないというのではなく、目的によっては夜のスムージーでも、朝食時と夕食時の両方に摂ってもよいということです。スムージーだけだとたんぱく質が不足するので、少しでも肉類や魚介類、卵、大豆製品は食べるようにします。
ダイエットのためにスムージーは1日に1リットルは飲むことがすすめられています。1日に、ということなので、1回で全部を飲む必要はありません。半分くらいを飲んで、残りは夕食ときに飲む、もしくは空腹を感じたときに少しずつ飲むという方法でも大丈夫です。グリーンスムージーでは野菜が2に対して、フルーツが3の割合にすることで飲みやすくなります。フルーツを多く入れると色が濃いグリーンでなくなることもありますが、緑黄色野菜がある程度の量が使われていれば、必要な栄養成分を摂ることができます。
ちなみに、置き換えダイエットはビタミン、ミネラル、アミノ酸、食物繊維などが含まれたドリンクやミールなどを摂って、食事をする代わりとすることで、太りすぎの原因となる糖質や脂質の摂りすぎを抑えてダイエットすることです。1日に1回の置き換えが基本で、必要な栄養素を欠かさないように、置き換え食品で不足するものは、おかずや他の食品で摂る必要があります。