179 ダイエット茶の注意点

タイプの違ったお茶を飲んでも効果がないのかというと、そうとは限りません。脂肪を分解するタイプのお茶を食後に飲んだ場合ですが、脂肪の分解は食事を始めて、すぐに終わるわけではなく、完全に分解されるまでに6時間ほどはかかります。そのため食後に飲んでも効果はあります。しかし、示されている効果は、食前に飲むことで得られた結果なので、効果が下がることが考えられます。
脂肪の吸収を抑えるタイプのお茶を食前に飲んだ場合ですが、脂肪の吸収を抑えるには脂肪の分解と吸収が最も進んでいる時間帯に、そのタイプのお茶を飲むことで最も効果が得られます。食前でも食事を始める、すぐ前なら、あまり効果に差はなくても、お茶を飲んでから食事を始めるまでの時間が長くなると効果は下がっていきます。
脂肪の燃焼を進めるタイプのお茶を食前に飲んだ場合ですが、脂肪の燃焼は、食事を始めて、すぐの時間帯だけでなく、長い時間に渡って続いています。食前に飲んで早く吸収されても血液中にお茶の成分が残っている間は燃焼効果があるので、まったく効果がないわけではありません。食後のほうが効果はありますが、何かの理由で食前にしか飲めないなら多めの量を飲むようにします。
複数のタイプのお茶を飲んだ場合ですが、脂肪の吸収を抑えるタイプのお茶と、脂肪の燃焼を進めるお茶を1回の食事で飲んだときには、両方の効果は得られます。ただし、両方の効果が実験のとおりに現れるかについては試験がされていないので、それぞれのお茶に適したタイミングで、別の食事のときに飲むようにします。
2倍の量を飲めば2倍の効果が得られるかということですが、脂肪の吸収を抑えたり、燃焼を進めるお茶の実験は、決まった量を飲んで得られたデータで、多くの量を飲んだからといって、多くの効果が得られるのか、それとも効果に違いがないのかはわかりません。お茶に適したタイミングで、別の食事のときに飲むようにするべきです。